このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

Microsoft Money 2004

Microsoft Money 2004

2004年04月26日 09時35分更新

文● 松岡 美樹

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Microsoft Money 2004

マイクロソフト

1万1800円
1万800円(ダウンロード版)
6800円(アップグレード、ダウンロード版)

マイクロソフトの個人マネー管理ソフトの最新版「Money 2004」が登場した。新機能として、(1)航空会社のマイレージやショップのポイント・プログラムの管理、(2)「Moneyホーム」画面上にMSNマネーの最新コラムとロイター提供の新着ニュースのヘッドラインをダウンロードする機能が追加されている。

マイレージ・ポイント管理もできる新Money

Moneyのホーム画面
画面1 Moneyのホーム画面には銀行や証券等の口座残高一覧のほか、入出金予定や投資の運用実績など各種情報が表示される。用途に合わせてカスタマイズすることも可能だ。

 Moneyの主な機能を見ると、まずどんなお金の使い方をしている人にとっても便利なのが、「口座管理」と「収支管理機能」だろう。口座管理機能の第一の特徴は、Moneyのホーム画面(画面1)に銀行やクレジットカード、証券など、自分が持っているすべての口座残高の一覧が表示される点だろう。全体のお金の流れが一目で分かる。口座の種類についても現金や預貯金はもちろん、外貨、株式、投資信託、MMF、債券など、さまざまな金融資産を扱えるのがポイントだ。また銀行やクレジットカード会社、証券会社等の取引明細をダウンロードしてソフトに取り込む機能もあるため、もう通帳を持ってATMに並んだりする必要はなくなる(画面2)。

 一方、収支管理機能としては、毎月の予算を費目ごとに設定しておき、毎日の支出状況をグラフで表示する機能があるのが便利だ。予算と実際の金額に差があれば知らせてくれるため、そのつど予算を見直せる。また入力したデータは30種類以上のグラフやレポートにして分析可能で、ビジュアル面でも非常に分かりやすい作りになっている。さらには月の初めになれば前月の月間レポートも自動的に作成されるので、収支状況や支出の傾向、投資運用状況などを一括してチェックすることができる。

取引明細をダウンロードしてソフトに取り込む
画面2 銀行やクレジットカード会社、証券会社などの取引明細をダウンロードしてソフトに取り込める。この機能を活用すればもう通帳を持ってATMに並ぶ必要はなくなる。

ポートフォリオで運用状況を分析

 さてここまでは既存の家計簿ソフトにもある機能だが、さまざまな金融商品を運用している人にとってうれしいのは資産管理機能である。外貨や株式、投資信託、MMF、債券、ストックオプションなど多くの金融資産に対応しており、複数の証券口座に分けて保有している場合でも、ポートフォリオや投資総合報告書を作って全体の運用状況を多角的に分析・把握できる。

 特に外貨預金はドルやユーロなど50種類以上の通貨を扱える。インターネットで為替レートを更新しながら反映し、外貨、円貨の両方で預金額が表示されるのも分かりやすい。また手持ちの株式や投信を売却したときの売買益を試算できるため、保有する資産の価値をリアルタイムでつかめる。

 このほかインターネットを活用した利用法としては、金融ポータルサイト「MSNマネー」とのマッチングがある。Moneyで作ったポートフォリオは「MSNマネー」のポートフォリオと同期させられるため、保有している銘柄の最新動向を「MSNマネー」で簡単にチェックできる。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン