オンキヨー「NC-501V」 |
PC上の動画ファイルなどにイーサネット経由でアクセスし、TVで再生できるネットワークメディアプレーヤ。これまでバーテックスリンク製「MediaWiz Plus」、アイ・オー・データ機器製「AVeL LinkPlayer」、バッファロー製「LinkTheater」が登場しているが、オーディオ機器でお馴染みのオンキヨーもこの分野に参入してきた。本日販売がはじまったのは「NC-501V」。
「NC-501V」本体。ホワイトを基調としたスタイリッシュなデザインだ | 背面インターフェイス。D4端子を装備する |
本体サイズは213(W)×163(D)×46(H)mmで、同梱のスタンドにより前述の3製品ではできなかった縦置きが可能。対応するフォーマットは動画がMPEG1/2、静止画がJPEG、音声がMP3、WMA、WAVE。「Ethernetのネットワーク上で映像やデジタル音楽データを効率よく転送/制御する」(同社ウェブサイトによる)とうたう同社独自の通信プロトコル“Net-Tune System Protocol”を採用し、D/A変換時のノイズ除去を行なう回路“VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)”を搭載。また後日ファームウェアのアップデートにより対応予定とされているものの、PCが起動していない状態でもブロードバンド回線経由でインターネットラジオの受信が可能となっている。
インターフェイスは10/100BASE-TX対応イーサネット、S/PDIF出力、S-Video出力、コンポジットビデオ出力、アナログステレオオーディオ出力のほか、D4端子も装備しておりプログレッシブ出力にも対応。同梱ソフトはコンテンツ編集管理ソフト「Net-Tune Central ver.3.0」で、複数の「NC-501V」や同社製“Net-Tune System Protocol”対応機器を接続できるマルチクライアント機能などのほか、ネットワーク内の複数のPC上のデータを一括管理できるマルチサーバ機能(後日ファームウェアのアップデートにより対応予定)をそなえる。リモコンとケーブル類一式(D4ケーブルを除く)が付属し、価格はTSUKUMO eX.で3万1289円となっている。
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