マイクロソフト(株)は21日、有料会員制サービスの最新版“MSN9 Premium”の提供を同日付けで開始すると発表した。料金は年額で1万4679円、月額では1344円(最初の1ヵ月は無料)。クレジットカード決済となる。
“MSN9 Premium”は、2003年1月に提供を開始した“MSN 8”の後継となる有料の会員制サービス。“安全なインターネットライフのための機能”、“コミュニケーションを楽しむためのツール”、“情報収集や学習に便利なソフトウエア”を利用できるのが特徴。
“安全なインターネットライフのための機能”では、ウイルス検知/駆除サービスやファイアーウォール、迷惑メールフィルター、未成年者に閲覧できるコンテンツを制限する“キッズ セーフティ”(有害サイトブロック)、必要なポップアップウィンドウだけを表示させる“ポップアップ キラー”などを利用できる。
“コミュニケーションを楽しむためのツール”では、11個のメールアドレスやフォトメール、iモード対応携帯電話機からHotmailの送受信/アドレス管理が行なえる“Hotmail for i-mode”、MSNのサーバー上に保存されているデータ(電子メール/カレンダー/アドレス帳など)にOutlook XP/Outlook 2003からアクセスできる“Outlook Connector for MSN”、カレンダーの共有(ウェブ公開/メンバー間など)が可能。
“情報収集や学習に便利なソフトウエア”では、マルチメディア百科事典“エンカルタ百科事典”のほか、画像編集機能“Picture It! Express”、写真管理機能“Picture It! Library”、マルチメディアムービー作成機能“フォトストーリー”、MSN Messengerでのフォト共有、ホームページの漢字に自動的にふりがなをふる“かな棒くん on MSN”などの機能を利用できる。
対応機種は動作クロック周波数が500MHz以上のCPUを搭載したPC/AT互換機。対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000(SP2)/XPで、Outlook Connector for MSNのインストールにはOutlook 2003が必要。