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富士ゼロックスプリンティングシステムズ、ソリッドインク方式を採用した毎分24枚印刷のA4カラープリンター『Phaser 8400』を発売

2004年04月15日 20時24分更新

文● 編集部

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富士ゼロックスプリンティングシステムズ(株)は15日、ソリッドインク方式を採用し、プリンター言語に『Adobe PostScript 3』を搭載したA4カラーページプリンター『Phaser 8400』を20日に発売すると発表した。ラインアップは、基本モデルの『Phaser 8400N』、自動両面プリントに対応した『Phaser 8400DP』、HDDと用意フィーダーを搭載した『Phaser 8400DX』の3モデル。価格は、Phaser 8400Nが19万8000円、8400DPが27万8000円、8400DXが37万8000円。

本体俯瞰
『Phaser 8400』

“ソリッドインク方式”は、固形インクを熱で溶かし用紙に吹き付けて印刷する独自の方式。固形インクは、メンテナンスが容易で、再生紙などにも鮮やかな印刷が行なえるうえ、使用済み消耗品の発生量もレーザープリンターなどの約10分の1と少ないのが特徴。『Phaser 8400』は、ソリッドインク方式を採用した最新機種で、カラーのファーストプリントを6秒に短縮するとともに、A4で毎分24枚の印刷に対応した製品。標準印刷の解像度は300×350dpi。“2400FinePointイメージエンハンス技術”を採用したことで、フォト品質(600dpi、データ処理は2400dpi)のプリントが行なえる。1670万色(各色256階調)に対応。用紙サイズはA4/B5/A5/レター/リーガル/長形3号封筒/長形4号封筒/ユーザー定義(216×356~76×127mm)に対応し、種類は、普通紙、ラベル用紙、フォト用紙、OHPフィルム、封筒、耐候紙などに対応する。

CPUはPowerPC-500MHzで、メモリーは8400Nが128MB、8400DPと8400DXが256MB。搭載フォントは8400Nと8400DPが欧文137フォント。8400DXはHDD(10GB以上)を内蔵しており、さらに日本語の平成2書体を搭載できる(フォントはCD-ROMで付属)。8400DPと8400DXは自動両面プリント機能を標準で装備する。また、8400Nに対して、8400DPには“プラス機能”として、ジョブパイプライン機能とブックレットプリント機能が追加され、さらに8400DXには“アドバンス機能”として、確認プリント機能、丁合機能、名前やパスワードを利用設定できる“保存プリント”や“セキュアプリント”などの機能が追加される。

インターフェースは、10/100BASE-TX、双方向パラレル(IEEE 1284)、USB 2.0で、プロトコルはTCP/IP、AppleTalk、NetWareをサポート。電源はAC90~140Vで、消費電力は230W(最大1500W)。本体サイズは、幅422×奥行き533×高さ368mm、重量は28kg(8400DXは高さ500mm、重量33kg)。対応OSは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP、Windows Server 2003、Mac OS 8.6~9.2、Mac OS X 10.1/10.2/10.3、UNIX/Linux。

オプションとして、内蔵HDDやメモリー、用紙フィーダーなどのほか、8400Nの機能を8400DP相当に強化する『8400N用8400DP機能アップグレード』(128MBのメモリーが付属)なども用意されている。

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