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Socket A用新チップセット“KT880”登場!デュアルチャンネルDDR400対応!!

2004年04月14日 21時21分更新

文● 増田

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SL-KT880E-RL
“KT880”を搭載したマザーボード第1弾となったのはSoltek「SL-KT880E-RL」

 Socket A用チップセットとしては、久々の新製品となる“KT880”を搭載したマザーボードが本日デビューした。新たにデュアルチャンネルDDR400に対応するのが最大の特徴となるこのチップセット、第1弾となったのはSoltek製「SL-KT880E-RL」だ。



ブロック図 デュアルチャンネルDDR400
シングルチャンネルのみのサポートとなっていた“KT600”から、新たにデュアルチャンネルDDR400をサポートするのがウリの“KT880”パッケージに貼られたシールもデュアルチャンネルDDR400対応ををうたう

 “KT880”は、現在のVIA系Socket A用チップセットでは主流の“KT600”の後継となるチップセットだ。シングルチャンネルDDRのみのサポートとなっていた“KT600”から、新たにデュアルチャンネルDDRをサポートするのがウリといえる。同様の機能を持つチップセットとしてはnVIDIAの“nForce2 Ultra 400”がすでにあり、これによりSocket A用チップセットとしては、VIA、nVIDIAともに仕様のうえでは並んだ形となる。両者のパフォーマンス勝負はもちろん、“nForce2”ではメモリの相性が比較的シビアとされているだけに、“KT880”でもその点は気になるところだ。



DDR DIMMスロット South Bridge
注目のDDR DIMMスロットは2本(最大2GBまで搭載可能)装備South BridgeにはSerial ATA RAIDをサポートした“VT8237”を採用

 今回登場した「SL-KT880E-RL」は、South Bridgeに“VT8237”を採用した製品だ。拡張スロットはAGP×1、PCI×5となるほか、注目のDDR DIMMスロットは2本(最大2GBまで搭載可能)装備。オンボードインターフェイスには“VT8237”によるSerial ATA RAIDを2ポート搭載するほか、6チャンネル対応サウンド、10/100Base-Tイーサネットとシンプルな構成だ。またマニュアルによるオーバークロック機能は、FSBが100~200MHzを1MHz刻みで、CPUコア電圧が1.100~1.850Vを0.025V刻みで、メモリ電圧が2.5/2.6/2.7/2.8Vの中から、AGP電圧を1.5/1.6/1.7/1.8Vの中からそれぞれ選択可能としている。
 価格はクレバリー1号店で9418円、TSUKUMO eX.で1万479円、高速電脳で1万1340円。新チップセットを搭載した製品として比較的安価となっている。



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