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V601N

V601N

2004年04月14日 11時01分更新

文● アスキー PC Explorer編集部・立花 哲也

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V601N

ボーダフォン

オープンプライス(実売価格:新規契約2万円弱)

  • 0088-240-157(お客様センター、関東地方)
  • 157(ボーダフォン端末からのみ)
  • http://www.vodafone.jp/
『GOOD』
  • TV視聴のとき、中央ボタンだけでチャンネル切り替えや音量調整できるのが楽。
  • 映像はノイズ混じりでも、電車内で観る程度であれば気にならない。
『BAD』
  • TVを観ながらメールを書いたりできないなど、既存端末にTV機能を急遽追加した感じで操作感がイマイチ。
  • ヨコ表示の時、本体が持ちにくい。
V601N●【連続1時間TV視聴可能】 タテ表示の場合、画面左下にチャンネル番号、右下に音声ボリュームが表示される。電池マークが残り1本になるとTVが終了する。連続視聴は最大約60分だ。つまりバッテリーギリギリまでTVを見ても、通話できなくなるという事態は防げる。/●【TVの静止画キャプチャができる】 付属のケーブルを家庭のアンテナ端子に接続して視聴することもできる。このケーブルを使えば、ビデオカメラやビデオデッキからの映像表示や30秒間の録画が可能だ(コピーガード入り映像は不可能)。なお、TV放送は静止画キャプチャは可能だが録画はできない。
ヨコ表示が可能
●【ヨコ表示が可能】 ダイレクトボタンを長押しすれば、タテ表示から2.2インチ画面をフル活用したヨコ表示に切り替えられる。

 カメラ付きケータイをブレイクさせるなど、機能面でケータイ市場を引っ張っていたボーダフォン。ただ、最近はその座をauに奪われつつある印象が強い。

 しかし、ようやくボーダフォンらしい先進性を見せつけてくれる端末が登場した。「V601N」はVHF/UHFアナログ地上波チューナーを内蔵した日本初のケータイだ。液晶画面が小さいぶん、画質についてはあまり気にならない。電波の受信状態は、通常のTVに屋内アンテナを接続している感じだ。ただ、アナログ地上波の特性上、移動中の電波状態は悪い。都心部の電車内でも、走行中は画面が乱れたり音声だけの状態になることが多い。当然のごとく地下やトンネルの中ではまったく受信できない。とはいえ、電車の中で使い物にならないというわけではない。実際に使用してみると、乗車中ずっと液晶画面を見ていることはけっこう苦痛で、逆に映像が表示されず音声を聴くだけでも十分楽しめた。



内蔵カメラは30万画素 イアホンがアンテナになっている
●【内蔵カメラは31万画素】 31万画素のCCDカメラを内蔵。MPEG-4でのムービーも撮影できる。背面液晶はカメラファインダーにもなるので、自分撮りがカンタン。●【イアホンがアンテナになっている】 付属のイアホンはVHF用アンテナにもなっている。なお、音声はイアホン出力と本体スピーカ出力に切り替え可能。

 素朴な疑問として、TVを観るのにお金がかかるのか? という点があるが、これは無料。ただし、ボーダフォンとの回線契約を解約すればTV機能は使えなくなる。

 31万画素CCD、160×216ドット液晶、メモリカードスロットなしと、TV以外の機能はひと昔前なのが残念なところ。TVに魅力を感じない人は、オートフォーカス付き200万画素デジカメ内蔵の「V601SH」のほうがお勧めかもしれない。

TV、ビデオ、カラオケリモコンになる●【TV、ビデオ、カラオケリモコンになる】 本機をオーディオ機器やカラオケのリモコンとして使うこともできる。松下、ソニー、シャープなどのTVに対応している。さらにDAMやX2000、Lavcaのカラオケリモコンとしても使える。

 「ケータイでTVなんか観ないよ」という声も聞こえそうだが、カメラ付きケータイの登場時にも同じような声があった。V601Nも日本のケータイ文化を変えてしまうかもしれない。

V601Nの主なスペック
製品名 V601N
ディスプレイ メイン:2.2インチ(160×216ドット、6万5536色)、
サブ:1.2インチ(80×120ドット、6万5536色)
サウンド 40和音(FM音源32和音+Wavetable8和音)
カメラ 31万画素CCD
静止画 JPEG(最大640×480ドット)
動画 MPEG-4(最大128×96ドット、最長30秒)、
Nancy(80×60ドット、最長5秒)
連続通話時間 約125分
連続待ち受け時間 約450時間
Web 12KB対応
Vアプリ 100Kアプリ対応

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