東芝製の厚さ8mmの1.8インチHDD「MK4004GAH」 |
日立グローバルストレージテクノロジーズから発売された、厚さ7mmの1.8インチHDD「Travelstar C4K40」に続き、今度は東芝から厚さ8mmの1.8インチHDD「MK4004GAH」が登場した。販売しているのはアーク。容量40GBで3万9980円と、HDDとしてはかなり高価な製品だ。
コネクタ形状は見慣れない44pinとなる | 店頭のポップ。ある程度この種の製品に対する知識や換装作業に責任が持てるユーザーでなければ、購入するのは危険だ | |
サイズ比較。右から3.5インチ/2.5インチ/1.8インチ | 東芝の「dynabook SS S8シリーズ」や、“バイオノート505エクストリーム”のソニースタイル限定モデル「PCG-X505/SP」で採用されているようだ |
サイズは54(W)×78.5(D)×8(H)mm、重量62g。インターフェイスはUltra ATA 100で、回転数4200rpm、バッファ容量2MB、平均シークタイムが15msecとなる。
注目はインターフェイスの形状だ。先に登場している「Travelstar C4K40」が2.5インチHDDと同様の44pinコネクタだったのに対して、今回の「MK4004GAH」はピン数こそ同じ44pinであるものの2.5インチHDDとはまったく異なる形状となっている。これについて販売店のアークでは「対応モデル不明」としており、さらに「厚さやコネクタ形状によってご利用いただけない場合があります。初期不良以外(装着不能・相性)での対応は致しかねますのでご了承ください」と告知している。
ノートPCのHDD換装作業は、個人で行った場合にメーカー保証がなくなるのは言うに及ばず、最近では機種によりコネクタ形状やサイズなどが異なっている場合も多い。1.8インチで40GBというスペックは魅力的だが、ある程度この種の製品に対する知識があり、換装作業に責任が持てるユーザーでなければ、購入するのは危険だろう。
ちなみに、この「MK4004GAH」を採用しているノートPCとしては同じく東芝の「dynabook SS S8」シリーズなどがあげられる。容量20GB版となる「MK2004GAL」は“バイオノート505エクストリーム”のソニースタイル限定モデル「PCG-X505/SP」が採用しているが、ドライブの厚さが異なっており(「MK4004GAH」=8mm/「MK2004GAL」=5mm)換装は不可能と思われる。
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