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サン、Javaアプリ統合開発環境『Sun Java Studio Enterpise 6』など2製品を発売――Javaの新開発環境『Java Studio Creator』早期評価版も提供を開始

2004年04月06日 00時00分更新

文● 編集部

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サン・マイクロシステムズ(株)は6日、Javaアプリケーション統合開発環境『Sun Java Studio Enterpise 6』と、Solaris向けアプリケーション開発ツール『Sun Studio 8』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は、『Sun Java Studio Enterpise 6』が28万4000円(税別)、『Sun Studio 8』が44万9000円(税別)。4月下旬に出荷を開始する。新たに年間ライセンスモデルも導入し、ミドルウェア製品群“Sun Java Enterprise System”と同時使用時は従業員あたり年間550円(税別)で購入することもできるという。併せて同社は、新しいJava開発環境『Java Studio Creator(コードネーム:Project Rave)』の早期評価版を9日に公開すると発表した。

『Sun Java Studio Enterpise 6』は、既存のJavaアプリケーションプログラム統合開発環境『Sun ONE Studio 5』の最新アップグレード版で、標準仕様のJava開発環境『Sun Java Studio Standard』をベースに、Sun Java Enterprise System環境で動作するアプリケーションやサービスの開発に最適化されているのが特徴。開発環境のインストールが従来より容易に行なえるほか、開発時に必要な最新情報や問題解決の手法を開発ナレッジベースを持つ“SDN(Sun Developer Network)”から電子メールやチャットで無償で入手できる開発者サポートも提供される。

『Sun Studio 8』は、C/C++/Fortranで作成した32bit/64bitアプリケーションのビルド、コンパイル、デバッグを行なうためのUNIX OS“Solaris”向け統合開発環境。従来の統合開発ツールと比較して、ビルド時間の短縮と生成されるバイナリーの実行速度が速くなっているのが特徴で、ソースコードの互換性も高くなっているという。また、Solarisネイティブのアプリケーション開発に特化することで作業効率を高めたという専用のGUI環境をオープンソースの開発環境“NetBeans”上に実装しており、GUIアプリケーションを視覚的にデザインできる『GUIビルダ』、IDEから操作可能な『dbxデバッガ』、アプリケーションの問題点を発見するための『パフォーマンスアナライザ』などの開発支援ツールが用意されているという。

『Sun Java Studio Creator』は、2003年6月に同社が開催した開発者向けカンファレンス“JavaOne”において“Project Rave”のコードネームで発表されたJavaの開発ツール。ソースコードを書かなくても、マウスによるドラッグ&ドロップによりプログラムを作成できるのが特徴となっている。同社のウェブサイトで公開する。

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