(株)アイ・オー・データ機器は31日、バックアップユーティリティーソフト『EasySaver』を発売すると発表した。価格は9800円。4月中旬に出荷を開始する。併せて、対応した光ドライブとして、DVD-RAM書き換えが3倍速、DVD±R書き込みが8倍速の外付け型“スーパーマルチ”ドライブ『DVR-UH8CDB』も発表した。価格は3万4000円。
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| 『EasySaver』の“バックアップウィンドウ” |
『EasySaver』(E-SAV)は、データのバックアップを行なうためのソフトで、“マニュアルバックアップ”のほか、日時/期間などのスケジュールに従ってバックアップを行なう“スケジュールバックアップ”、バックアップ対象ファイル/フォルダーに変更があった場合に自動的にバックアップを実行する“自動バックアップ”の機能を搭載する。ファイルやフォルダーのバックアップは“バックアップウィンドウ”にドラッグ＆ドロップして行なうこともできる。バックアップには、対象となるファイルやフォルダーを全部バックアップする“フルバックアップ”と、フォルダーをバックアップするときに前回のバックアップ時から変更があったファイルだけをバックアップする“差分バックアップ”が用意されている。
また、大容量のデータを効率よくバックアップするために、データを圧縮してバックアップする“圧縮バックアップ”、複数のメディアに分けてバックアップする“分割バックアップ”が利用できる。フォルダーのバックアップでは、対象となるファイル、あるいは対象としたくないファイルを拡張子で指定できる“ファイルフィルタリング”の機能も搭載している。リストアする際には、過去にバックアップを実行した日時から任意に選択してその時点の状態を復元できるバックアップ履歴管理機能を利用できる。バックアップ終了後に自動的にシステムをシャットダウン(スタンバイ/休止)する機能も用意されている。
そのほか、同製品に対応した光ドライブ(DVD-RAM対応)や、光磁気(MO)ドライブと組み合わせることで、DVD-RAMやMOディスクをドライブに挿入すれば自動的に指定したファイルやフォルダーをバックアップする機能を利用できる。対応ドライブは、MOドライブが『MOA-U640FB』『MOA-U1.3FB』、DVD-RAM対応の光ドライブが同日付けで発表した『DVR-UH8CDB』。
バックアップ対応のメディアはHDD、MO、DVD-RAMなど。対応機種はPC/AT互換機。対応OSはWindows XP/2000 Professional/Me/98 SE/98。
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| 『DVR-UH8CDB』 |
『DVR-UH8CDB』は、『EasySaver』に対応した外付け型のスーパーマルチドライブで、『EasySaver』の機能を制限した“LE版”として『EasySaver L.E.』が同梱されるほか、DVD-RAMにFDやCD-ROMの内容を格納し、仮想的にFDドライブやCD-ROMドライブとして利用できる“仮想FD・CD BANK機能”に対応したのが特徴。仮想FDから起動することもできる。『EasySaver L.E.』は、圧縮バックアップや自動バックアップ、ファイル単位のリストア、オートシャットダウンなどに対応していないほかは、製品版と同等の機能を搭載する。
ドライブユニットには(株)日立製作所製の『GSA-4082B』を採用しており、DVD-RAMの3倍速書き換え、DVD±Rの8倍速書き込み、DVD±RWの4倍速書き換え、CD-RWの16倍速書き換え、DVD-ROMの16倍速読み出し、CD-ROMの32倍速読み出しが可能。インターフェースはUSB 2.0/1.1。電源はACアダプターを利用する。本体サイズは幅162×奥行き268×高さ50mm、重量は約1.6kg。縦置きも可能。対応OSはWindows XP/2000 Professional/Me。対応機種はPentium III-450MHz以上、6GB以上の空き容量を持つHDDを搭載したPC/AT互換機。
アプリケーションとして、『DVD Proツールズコレクション CD-ROM』(B's Recorder GOLD BASIC Ver.7/B's CLiP5やPhotoshop Album Miniなどを収録)と、『UleadソフトウェアCD』(VideoStudio 7 SEやDVD DiskRecorder SE、DVD MovieWriter Advance SEなどを収録)が同梱される。
