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LaVie L LL950/7D

LaVie L LL950/7D

2004年03月23日 12時34分更新

文● 那須 涼介

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LaVie L LL950/7D

日本電気(NEC)

オープンプライス(実売価格:24万円前後)

本記事は、アスキーPC Explorer 2003年11月号の当該記事をWeb向けに編集して再掲載したものです。2004年1月にCPUを高速化(Pentium M-1.50GHz)した後継モデル「LaVie L LL950/8D」などが発表されています。詳細はこちらのニュースをご覧ください。
『GOOD』
  • Pentium M搭載によるハイパフォーマンス、低発熱。
  • 80GBのHDDとDVDマルチドライブも搭載した十分なスペック。
『BAD』
  • 内蔵無線LAN機能がIEEE802.11bまで。
  • 液晶は動画/画像の表示には確かに強力だが、映り込みも若干気になる。
LaVie L LL950/7D
●【とにかく鮮やかな液晶】 15インチサイズのエクセレントファインビュー液晶を搭載。正面以外からでも、本当に画像が鮮明に表示される。/●【シルバーのシンプルなデザイン】 素っ気なさすら感じるような、全面シルバーを基調にしたシンプルなデザイン。とにかく自然なイメージだ。

 Centrino/Pentium Mというと、小型ノート用という印象が強いが、本来は一部デスクノートを除いた、ノートPC全般に向けて作られたCPUだ。NECのA4ノートPCの主力「LaVie L」にも、ついにPentium M搭載機が登場した。今回のLaVie Lには、Mobile Celeron/Athlon XP-M搭載モデルも用意されているが、上位モデルはPentium Mタイプになる。

 Pentium M搭載機のメリットはというと、高パフォーマンスと省電力性。CPUのパフォーマンスについては今回は言及を避けるが、省電力性は本機のようなA4ノートでも大きな影響を与える。それはバッテリ駆動時間ではなく熱の発生についてだ。本機なら通常のWeb閲覧などはもちろん、DVD再生でも底面が少し温かくなる程度で、パームレスト部が熱を持つことはほとんどない。

右側面 左側面
●【右側面】●【左側面】
●【マルチドライブを搭載】本体右側面にDVDマルチドライブとFDDなどを搭載。左側面にはインターフェイス類が集まっている。USBポートのみは2ポート、背面の右側にも用意されている。

 もちろんCPU以外のスペックも、上位モデルだけあって充実している。DVD-RAM/R/RWの書き込みに対応したDVDマルチドライブ、80GBのHDDを搭載し動画を扱うのにも十分。SDカードとメモリスティック(高速転送対応)の両方で使えるスロットに、インターフェイス類も一通り装備する。エクセレントシャインビューと名付けられた液晶は、映り込みはさすがにあるが、反射した光源が直接目に入らないポジショニングさえとれば、特に気にならないレベルであり、それよりDVDなどの動画やWebブラウザ上の写真などが非常に映えて見える点でメリットは大きい。日常的な用途を目的としてA4ノートを購入する場合でも、少し上の製品を手にしたいユーザーにお勧めだ。

キーボードまわりもシンプル
●【キーボードまわりもシンプル】 本体のデザインと同様に、キーボードまわりも実にシンプル。タッチパッドの両ボタンの間はスクロールボタンとなっている。
LaVie L LL950/7Dの主なスペック
製品名 LaVie L LL950/7D
CPU Pentium M-1.4GHz
チップセット Intel 845GM
メモリ(最大) 256MB(PC2100 DDR SO-DIMM/最大1GB)
ビデオチップ チップセット内蔵
モニタ 15インチTFTエクセレントシャインビュー液晶(1024×768ドット)
HDD 80GB
光メディアドライブ DVDマルチ(DVD-RAM:2倍速/DVD-R:2倍速/DVD-RW:等速/CD-R:16倍速/CD-RW:8倍速/DVD:8倍速/CD:24倍速)
スロット PCカードスロット(TypeII×2)、SDカード/メモリースティック共用スロット
通信 10BASE-T/100BASE-TX、無線LAN(IEEE802.11b)、モデム
インターフェイス USB 2.0×4、IEEE 1394(4ピン)、ビデオ出力(S-VIDEO)、D-sub15ピン、パラレル、シリアル、PS/2、IrDA、マイク、ヘッドフォン
サイズ 327(W)×269.5(D)×37.8(H)mm
重量 約3.3kg
OS Windows XP Home Edition

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