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松下電器産業、同社初の“Super MULTI”仕様のポータブルDVD MULTIドライブを発売

2004年03月10日 17時18分更新

文● 編集部 内田泰仁

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松下電器産業(株)は10日、DVD-RAM/R/RWに加えて、同社としては初めてDVD+RW/+Rへの記録にも対応した、“Super MULTI”仕様のポータブルDVD MULTIドライブ『LF-P667C』を3月20日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は3万5000円前後。

『LF-P667C』

『LF-P667C』は、2003年3月に発表・発売された『LF-P567C』の後継機種。本体デザインやサイズは前モデルを踏襲し、ディスクローディングはドライブ天面が開きディスクメディアをセットする“クラムシェル”ローディングを採用し、本体サイズは幅130×奥行き154×高さ17mm、重さ約315gとなっている。『LF-P567C』からの変更点は、記録/再生対応メディアに同社製品としては初めてDVD+RW/+Rが追加されたことと、DVD-R/RW記録速度の向上。記録速度は、DVD-RAMが2倍速(4.7/9.4GBメディア使用時、2.6GB/5.2GBメディアは再生のみ対応)、DVD-Rが4倍速、DVD-RWが2倍速、CD-Rが最大16倍速、CD-RWが8倍速。再生速度は、DVD-RAMが2倍速(4.7/9.4GBメディア使用時)/1倍速(2.6GB/5.2GBメディア使用時)、DVD-R/RWが最大4倍速、DVD-ROMが最大8倍速、CD-ROM/Rが最大24倍速、CD-RWが最大8倍速。DVD-R/RWおよびCD-R/RWへの記録時にバッファアンダーランエラーを回避する“Smooth Link”機能を搭載する。

また、同社の“DIGA”シリーズをはじめとするDVDビデオレコーダーで録画した番組の編集(DVD-RAMのVRフォーマットで録画した場合。DVD+RWにDVD+VRフォーマットで録画したデータはトリミング処理のみ可能)や複製、再生が可能。付属の映像編集/記録/再生ソフト『DVD-MovieAlbumSE 4』を利用すると、DVDビデオレコーダーでDVD-RAMに記録した映像を直接編集することができるので、DVD-RAMをパソコンとDVDビデオレコーダーの“ブリッジメディア”として利用できるという。なお現時点では、CPRMによる著作権保護機能で記録されたデータの編集/複製/再生はできない。

インターフェースはUSB 2.0/1.1(DVD-R/RW、DVD+RW/+R、8倍速以上でのCD-R/RWへの記録はUSB 2.0接続を推奨)、電源はACアダプター経由での給電で、バスパワー給電のみでの動作は不可。パッケージには、前述の『DVD-MovieAlbumSE 4』のほか、DVDオーサリングソフト『MyDVD LE Ver.5』、CD/DVDライティングソフト『B's Recorder GOLD BASIC Ver.7』、パケットライティングソフト『B's CLiP 5』、再生ソフト『WinDVD 5』、XVDソフトエンコーダー『XVD encoder plus』の体験版が付属する。対応OSはWindows Me/2000 Professional/XP。

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