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日本HP、タブレットPC『HP Compaq Tablet PC TC1100』に超低電圧版Celeron M-800AMHz搭載の普及モデルを追加

2004年03月04日 18時14分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は4日、タブレットPC『HP Compaq Tablet PC TC1100』の新モデルとして、超低電圧版Celeron M-800AMHzを搭載し、低価格化を図った『CM800/10X/256/30/BWL/XPL』を追加すると発表した。オンラインストア“HP Directplus”、HP Directplusコールセンター、日本HP販売代理店で同日付けで販売を開始する。価格はオープン。希望小売価格は18万8000円。

『HP Compaq Tablet PC TC1100』
『HP Compaq Tablet PC TC1100』

『HP Compaq Tablet PC TC1100 モデルCM800/10X/256/30/BWL/XPL』(DQ873A#ABJ)は、2003年12月に発表したタブレットPCのCPUをPentium MからCeleron Mに変更し、メモリー/HDDの容量を半分の256MB(PC2700準拠DDR SDRAM)/30GBにすることで低価格化を図ったモデル。チップセットやグラフィックスコントローラーは変わらず、インテル855PM、米エヌビディア社のGeForce4 420 Go(32MB DDR SDRAM)を搭載する。液晶ディスプレーはデジタイザー内蔵の10.4インチXGAで、表面はハードガラスコーティングを採用。ネットワーク機能は、無線LAN(IEEE 802.11b準拠)、Bluetooth Ver.1.1、10/100BASE-TXを搭載し、V.92対応の56kbpsファクスモデムも内蔵する。インターフェースは、USB 2.0×2、Fast IrDAなどを搭載し、拡張スロットはPCカード(Type I/II×1、CardBus対応)スロット、SDカードスロットを搭載する。

タブレット対応のプレッシャーペン(バッテリーレス)のほか、標準サイズの95%の大きさの着脱式88キー日本語キーボードが付属する。本体サイズは幅274×奥行き216×高さ20mm、重量は約1.4kg(キーボード装着時は約1.8kg)。オプションのドッキングステーションと組み合わせることで、タブレット、ノート、デスクトップの3つの形態で使用できる独自の“トランスフォーム型”を採用しているのが特徴。電源はリチウムイオンバッテリーを利用し、約4時間の駆動が可能(動作環境やシステム設定により異なる)。スタンバイ状態でも約1分以内であればバッテリーを交換できる“ブリッジバッテリ機能”も搭載している。OSはWindows XP Tablet PC Edition SP1をプレインストールする。

同社では、既存のノートパソコンやPDAでは対応できなかった分野や、特定業界での新たなソリューションの提案を積極的に行ない、新規市場を開拓するとしており、外出先での営業、病院や倉庫、宅配業者など、立った状態での作業が多い業務や、学校、デザイン工房など、ペン入力が必要とされる環境での利用に対して、SIベンダーやソフトウェアベンダーと協調して、企業全体のビジネスプロセス、アプリケーションと連動した新しいソリューションを提案するとしている。

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