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日本オラクル、『Oracle Database 10g』の価格体系を発表

2004年03月03日 00時00分更新

文● 編集部

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日本オラクル(株)は3日、RDBMSの最新版『Oracle Database 10g』の価格体系を発表した。小規模なシステムに対応した『Oracle Standard Edition One』、『Oracle Database 10g Standard Edition』、大規模システム向けの『Oracle Database 10g Enterprise Edition』の3製品をラインアップする。

画面例1
『Oracle Database 10g』の画面例

エントリー製品の『Oracle Standard Edition One』については、Windows/Linux環境で利用できるCPUを従来の1CPUから2CPUに増やすと同時に、価格を約20%低く設定。4CPUまで対応している『Oracle Database 10g Standard Edition』については、これまでオプションだったクラスタリングソフト『Oracle Real Application Clusters』を利用できるようにし、単一コンピューター上で4CPUを上限としたクラスター環境を構築できるようにした。4CPUを超えるシステム向けの『Oracle Database 10g Enterprise Edition』についてはライセンスの価格体系に変更はないが、統合型管理ツール『Oracle Enterprise Manager 10g』に『Oracle Configuration Management Pack』が追加されている。対応OSは、Linux(x86)、Solaris(SPARC 64bit)、HP-UX(PA-RISC 64 bit)、AIX5Lなどで、Windows版は5~6月ごろ提供する予定。

価格は、『Oracle Standard Edition One』がNamed User Plusごとに1万8600円(最少5ユーザー)、CPUあたり62万4400円。『Oracle Database 10g Enterprise Edition』がCPUあたり500万円、Named User Plusごとに10万円。『Oracle Enterprise Manager 10g』はCPUあたり37万5000円、Named User Plusあたり7500円。『Oracle Database 10g Standard Edition』は、CPUあたり187万5000円、Named User Plusあたり3万7500円。新価格は出荷開始日の4月5日から適用される。

画面例2
『HTML DB』の画面例

併せて、競合製品の『Microsoft SQL Server』から『Oracle Database 10g』に移行するためのサービスとして“SQL Server下取りプログラム”と“移行コンサルティング”を4月5日から12月31日まで提供する。そのほか、パートナー支援プログラムとして、インストールから設定までを習得できるトレーニングプログラム“Oracle 10gハンズオン”や、アプリケーション開発環境『HTML DB』で作成したアプリケーションの無償提供などを行なうとしている。

また、日本オラクル公式技術サイト“Oracle Technology Network Japan”では“Oracle 10g Developer Program”を実施しており、同日付けでOTN開発ライセンス付き『10g Development Kit』の先行予約を開始する。

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