(株)リコーは2日、画像から画像を検索する“類似画像検索システム”として『VISMeister(ヴィズマイスター)』を3日に発売すると発表した。価格は、5クライアント用の29万8000円から(初年度保守費用含む)。
 | 『VISMeister』の画像検索技術の応用例。リコーが運営するフリー素材ダウンロードサイト“プリントアウトファクトリー” |
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『VISMeister』は、色合いや色の分布、構図、模様などの画像の特徴を利用して、画像を検索するシステムで、画像から画像を検索できるのが特徴。画像の登録時に特徴を自動抽出し、データ化、それを利用して任意の画像と類似した画像を検索する。画像の特徴量の登録は、ローカルディスクの場合、サブフォルダーを含むフォルダー単位で一括処理でき、キーワードの登録も不要。URLから画像を取得して登録できるため、ウェブアプリケーションなどを導入していても、それを利用したシステム構築が行なえるという。また、オプションのソフトウェア開発キット(SDKパッケージ)『VISMeister V1.0 SDK』は“SOAP(Simple Ovject Access Protocol)”を利用して独自のGUIの作成や、ほかのアプリケーションとの連携も行なえるとしている。
登録できる画像形式は、JPEG/BMP/GIF/PNGで、最大50万画像を登録可能。対応機種はPentium III-800MHz相当以上の32bit CPUを搭載したサーバー/パソコン。対応OSは日本語版のWindows 2000 Professional/Sever(SP4以上)、Windows XP SP1以上、Windows Server 2003, Standard Edition、Red Hat Linux 8/9。対応ウェブブラウザーは日本語版のInternet Explorer 6.0(SP1)とNetscape 7.1。
価格は、基本パッケージの『VISMeister V1.0 5クライアント』(1～5クライアント)が29万8000円(初年度年間保守含む)で年間保守料金が3万円、『VISMeister V1.0 15クライアント』(6～15クライアント)が69万8000円(初年度年間保守含む)で年間保守料金が9万円、『VISMeister V1.0 50クライアント』(16～50クライアント)が100万円で年間保守料金が15万円、『VISMeister V1.0 100クライアント』(51～100クライアント)が150万円で年間保守料金が22万5000円。『VISMeister V1.0 クライアント無制限』と、オプションのSDKパッケージ『VISMeister V1.0 SDK』については別途相談となる。
『VISMeister』の基盤技術は、すでに同社の運営するフリー素材ダウンロードサイト“プリントアウトファクトリー”や、ヤフー(株)の“Yahoo!オークション”ほかで利用されているという。同社では年間100セットの販売を見込んでいる。
