デル(株)は2日、“PowerEdge(パワーエッジ)”シリーズのサーバーに、レッドハット(株)のエンタープライズ向け最新OS『Red Hat Enterprise Linux 3』をプレインストールしたモデルを追加し、同日付けで販売とサポートを開始すると発表した。併せて、BMCソフトウェア(株)、コンピュータ・アソシエイツ(株)と協力し、システム管理ソフトを連携させることも発表した。
新製品は、UNIXや汎用機からIAサーバーへの移行を進める企業が増加していることから、UNIXの代替ソリューションとして、LinuxベースのIAサーバーを基幹システム向けなどに販売するもので、同社の“スケーラブル・エンタープライズ”戦略の一環として提供する。販売を開始するのは『PowerEdge 700』『PowerEdge 750』から上位モデルの『PowerEdge 6600』『PowerEdge 6650』までの各モデルに『Red Hat Enterprise Linux 3』をプレインストールした製品。同時に、同社が、プレインストールモデルに標準で3年間の電話によるソフトウェアサポートサービス“DirectLine”を提供し、インストール方法や機能説明などのサポートを行なう。サービス提供時間は月曜日から金曜日までの9時から17時まで(ただし祝祭日と年末年始、12時から13時を除く)。
併せて、サーバー製品に標準で付属するハードウェアの一元管理向けのシステム管理ソフト『OpenManage』のほか、新たにアプリケーションからネットワーク環境までトータルなシステム管理が行なえるように、BMCソフトウェアとコンピュータ・アソシエイツのシステム管理ソフトを提供するとしている。現在、両社と協力して、Linuxでの動作検証を進めているという。
