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デル、Pocket PC『Axim X3i/X3』の日本語版を発表──無線LAN機能を内蔵して3万7800円

2004年03月08日 12時06分更新

文● 編集部 新海宏一郎

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デル(株)は8日、2002年11月に米デル社から発売された携帯情報端末(PDA)“Axim(アクシム)シリーズ”の最新モデルを日本語化した“Axim X3シリーズ”2製品の受注を9日に開始すると発表した。ラインナップは無線LAN機能と64MBのSDRAMメモリーを搭載し、OSに『Windows Mobile 2003 software for Pocket PC』を搭載したPocket PCの上位モデル『Axim X3i』と、無線LAN機能を省略してSDRAMメモリーを32MBにした『Axim X3』の2機種。同社の直販サイト“オンライン・ストア”や展示/直販スペース“リアル・サイト”などで取り扱う。価格は『Axim X3i』が3万7800円、『Axim X3』が2万9800円。

『Axim X3i』
『Axim X3i』

今回発表された“Aximシリーズ”は、同社の液晶TVやプロジェクターなどと同様に“ホームデジタルソリューション”の一環として販売するもので、パソコンの使用用途の多様化とパソコン以外の周辺機器などのニーズに対応するべく日本市場に投入された。同社では、デスクトップパソコン“Dimensionシリーズ”やノートパソコン“Inspironシリーズ”を購入する個人ユーザー向けを中心に販売したいとしている。

『Axim X3i』は、CPUにIntel PXA263-400MHz、メモリーにSDRAMを64MB(57.0MB利用可能)、フラッシュROMを64MB、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能、3.5インチ半透過型TFT液晶ディスプレー(240×320ドット/6万5536色表示、輝度は100cd/m2)を搭載し、OSに『Windows Mobile 2003 software for Pocket PC』を搭載した個人向けPocket PC。『Axim X3』はCPUをPXA263-300MHz、SDRAMを32MB(25.4MB利用可能)、フラッシュROMを32MBに変更し、無線LAN機能を省略した下位モデルとなる。

インターフェースは赤外線通信(IrDA 1.2)、クレードル/同期ケーブル用端子(28ピン)、オーディオ出力端子などを搭載する。拡張スロットはSDメモリースロット(SDIO Now!対応)を装備し、マイクとスピーカーを内蔵する。電源はリチウムイオンバッテリー(着脱式)を採用し、駆動時間は、標準バッテリー(950mAh)で約10~13時間、オプションの大容量バッテリー(1800mAh)で約20時間。本体サイズと重量はX3iが幅77.2×奥行き14.9×高さ122.4mm/約140.4g(アンテナ突起部分含む)、X3が幅77.2×奥行き14.9×高さ117.0mm/約136.5g。製品パッケージには、同期用クレードル(X3i、USB接続)または、同期用ケーブル(X3、USB接続)、ACアダプター、スタイラス(ペン)、ケース、同期ソフト『Microsoft ActiveSync 3.7』や電子メール/情報管理ソフト『Microsoft Office Outlook 2003』などのアプリケーションを収録したCD-ROMなどが同梱される。サポートは標準で“24時間テクニカル電話サポート(E-メールサポート付き)”と“1年間引き取り交換サービス”が付属する。

オプションとして同期用クレードル/ケーブル(4000円/2000円)、折りたたみ式キーボード(7000円)、レザーケース(3000円)、液晶保護フィルター(1000円)などが同時に販売される。

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