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日本IBM、1.90GHz動作のPOWER4+搭載モデルをUNIXサーバー“IBM eServer pSeries 690”に追加

2004年02月26日 00時00分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は25日、UNIXサーバーの最上位機種“IBM eServer pSeries 690”に、1.90GHz動作の64bitプロセッサー“POWER4+”を搭載した最上位モデル『IBM eServer pSeries 690 1.9GHz 搭載モデル』を追加すると発表した。出荷開始は3月5日。価格は8Way構成で1億2300万円から。

本体写真“IBM eServer pSeries 690”

『IBM eServer pSeries 690 1.9GHz 搭載モデル』(681EPSE)は、UNIXサーバーの最上位機種“IBM eServer pSeries 690”の上位モデルに相当し、プロセッサーの動作周波数を従来の1.70GHzから1.90GHzに上げたのが特徴。プロセッサーは8個(8Way)/16個(16Way)/24個(24(Way)/32個(32Way)を搭載でき、メモリーは最大で1TB(テラバイト)、HDDは最大で18.79TBを搭載できる。メモリーは動作クロック周波数が633MHz。メディアベイを5個(空き3個)搭載しており、FDD、32倍速CD-ROMドライブ、4.7GBのDVD-RAMドライブを搭載し、サービス・プロセッサーを内蔵する。インターフェースは、HMC×2、RIO-2×16、シリアル×2ポートを搭載しており、拡張スロットはPCI-X×20。電源は200~240V(3相)。本体サイズは幅790×奥行き1340×高さ2020mm、重量は1196kg。防音型ドアを採用した場合は、奥行きが1490mmとなり、重量も1209kgとなる。対応OSは、AIX 5L V5.1以降、SuSE Enterprise Linux 8、Turbolinux Enterprise Linux 8、Red Hat Enterprise Linux Advanced Server 3。

『IBM eServer pSeries 690 1.9GHz 搭載モデル』は、必要に応じてリソースを再配分できる“ダイナミックLPAR”や、CPUを拡張できる“ダイナミックCUoD(Capacity Upgrade on Demand)に対応するほか、メモリーCUoDにも対応。同社では、トランザクション処理性能評議会(Transaction Processing Performance Council)によるベンチマークテスト“TPC-C”でサーバーシステムの計算処理能力で世界記録を更新したという。32プロセッサー(32Way)、64bit UNIX『AIX 5L』、データベース『DB2 Universal Database v8.1』の構成の場合の処理性能は、毎分102万5486トランザクション。

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