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アビーム コンサルティング、企業や事業の価値を1週間で簡易評価する“1weekバリュエーション”サービスを開始

2004年02月23日 23時22分更新

文● 編集部

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アビーム コンサルティング(株)は23日、約1週間で企業価値や事業価値、株主価値などを簡易評価するサービス“1weekバリュエーション”を同日付けで開始すると発表した。

“バリュエーション”とは、コンサルティング会社や証券会社、監査法人などによる企業/事業/株主などの価値を算定することで、企業買収や営業権譲渡などの際の売買価格を決めるためなどに利用される。株主を含む多くのステークホルダーの利害にかかわることから、1件の評価には1ヵ月以上の期間を必要とすることが多いという。現在、事業環境の急速な変化に対応するために、多くの企業で事業の統廃合や、新規事業の創出などの再編を加速しており、厳密な金額は必要ないが、売却対象となる企業や事業の売買概算値を短期間で算定したいという要望が増えていることから、約1週間で簡易評価を行なうサービス“1weekバリュエーション”を提供するもの。

同サービスは、財務情報や将来の事業計画、競合他社の情報などを基に、2つの算定方法(ディスカウントキャッシュフロー法と類似会社比準法)を利用して、割引率(WACC:Weighted Average Cost of Capital)を対象企業ごとに評価するほか、その企業の内包している課題や、株主価値を向上させるための諸策について、財務コンサルタントと戦略コンサルタントのアドバイスを加えてフィードバックするのが特徴。ただし、簡易算定であるため、企業/事業/株式等売買時の正式な評価算定書としては利用できない。料金は評価対象1件あたり100万円から。同社では今後1年間で100社程度へのサービスの提供を見込んでいるという。

同社は、2003年1月にデロイト トーマツ コンサルティング(株)からブラクストン(株)に、続いて同年11月に現社名に変更した総合マネージメントコンサルティング会社。

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