デル(株)は23日、Windows XP Professionalのダウングレード版として、Windows 2000 Professional(SP4)を、2005年7月31日(予定)まで提供すると発表した。これは、マイクロソフト(株)がWindows 2000 Professionalの販売を3月31日に終了することを受けて行なうもので、Windows XP Professionalへの移行が間に合わない企業ユーザーや、Windows 2000ベースで開発された独自アプリケーションを多数持つユーザーが対象となる。
同日より2005年7月31日まで、Windows 2000 Professionalを搭載したクライアント製品を購入する場合は、Windows XP Professionalのダウングレード権を使用して、Windows 2000 Professional(SP4)をプレインストールした製品を購入できる。Windows 2000 Professionalはデルの自社工場内でプレインストールされて出荷され、将来、Windows XPに移行する際のOSの追加購入は不要。
対象製品は法人向けデスクトップパソコンが『OptiPlex GX270/SX270/GX60』、法人向けノートパソコンが『Latitude D800/D600/D505/D400/X300/V740』、ワークステーションが『Dell Precision Workstation 650/450/360/M60』。価格はWindows XP Professional搭載製品と同じ。製品には、Windows XP Professionalライセンス、Windows XP Professionalバックアップメディア、Windows 2000 Professional/XP Professionalの各ドライバーソフトのリソースCDが付属する。ドライバーソフトは2005年12月末まで同社のサポートサイトで提供する予定。Windows 2000 Professionalのバックアップメディアは付属しないが、オプションのカスタマイズサービス“CFI(カスタム・ファクトリー・インテグレーション)”を利用すれば、工場出荷イメージをバックアップメディアとして購入することも可能。
