マイクロソフト(株)は20日、データベースソフト『Microsoft SQL Server 2000』に、レポートの作成から管理、配信までのライフサイクルをサポートする『SQL Server 2000 Reporting Services』を標準搭載し、27日から提供すると発表した。
『SQL Server 2000 Reporting Services』は、レポート作成(紙/ウェブ)、管理、配布まで、レポートのライフサイクル全体をサポートするソフト。SQL ServerやOracle、DB2などのデータベースに対応しており、データベースから導きだされた分析結果などを効率良く表示できるのが特徴。レポート管理、レポートサーバー、Report Server Databaseなどで構成される。
対応OSはWindows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition/Datacenter Edition、Windows 2000 Server/Advanced Server/Datacenter Server(ともにSP4以降)、Windows XP Professional SP1以降、Windows 2000 Professional(SP4以降)。対応データベースはSQL Server 2000 Standard Edition/Enterprise Edition/Developer Edition(ともにSP3以降)。アプリケーションとして、“レポートデザイナ”で利用する『Microsoft Visual Studio .NET 2003』、クライアントからアクセスするための『Internet Explorer 6.0』以降が必要。
同社では、『SQL Server 2000 Reporting Services』を標準搭載したことにより、SQL Server 2000を導入するだけで、すでに搭載しているOLAPサーバー(分析サービス)やデータマイニングなどの機能と合わせて、ビジネスインテリジェンス(BI)に必要なすべての機能を利用できるようになるとしている。SQL Server 2000のライセンスユーザーは、追加コストなしで『SQL Server 2000 Reporting Services』を利用できるという。
併せて同社は、東陶機器(株)、新日本製鐵(株)君津製鐵所、ロシュ・ダイアグノスティックス(株)の3社がバランスカードとの連動を含め、早期導入を開始したことも発表した。