オリンパス(株)は13日、デジタル一眼レフカメラシステムの規格である“フォーサーズシステム(Four Thirds System)規格”に対して、三洋電機(株)、(株)シグマ、松下電器産業(株)の3社が新たに賛同したことを発表した。同社では今後も賛同メーカーを募り、よりオープンな規格として普及を図るとしている。
“フォーサーズシステム(Four Thirds System)規格”は、デジタル一眼レフカメラに最適化したカメラシステムの規格。3分の4インチの撮像素子を利用し、レンズやボディーのマウント情報をオープン規格としているのが特徴。これまでは、同社と米イーストマン・コダック社が採用で合意しているほか、富士写真フイルム(株)が賛同を表明していた。
今回フォーサーズシステム規格に賛同した3社は、三洋電機がデジタルカメラメーカー大手(OEMを含む)で、シグマは独自の撮像素子“FOVEON(フォビオン)”を採用したデジタル一眼レフのラインアップを持つカメラ/レンズメーカー、松下はドイツのライカ カメラ社とデジタルカメラを共同開発している大手家電メーカー。
シグマは12日付けで、フォーサーズシステム規格用の交換レンズを開発し、発売することを発表しており、交換レンズ開発のノウハウを生かして多様化するユーザーのニーズに応えるとしている。同社独自の“SAマウント”システムのカメラや交換レンズの開発も引き続き行なう。