このページの本文へ

プラネックスコミュニケーションズ、低価格化を図ったIEEE 802.11b無線アクセスポイント『GW-AP11SP』を発売――スターターキットも

2004年02月06日 22時42分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

プラネックスコミュニケーションズ(株)は6日、無線LAN製品“bRoad Lanner Wave”シリーズの新製品として、IEEE 802.11b準拠の無線LANに対応したアクセスポイント『GW-AP11SP』と、同製品に無線LANカードを組み合わせたスターターキット『GW-PK11SP』を2月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。直販サイト“PCI Direct”では『GW-AP11SP』を6800円、『GW-PK11SP』を8800円で販売する。

『GW-AP11SP』 『GW-PK11SP』
『GW-AP11SP』『GW-PK11SP』

『GW-AP11SP』は、“WDS(Wireless Distribution System)”準拠のアクセスポイント(AP)間通信に対応し、離れた複数地点のLANを相互接続(同一機種/最大9台)できるほか、無線LANコンバータ機能により有線LANポートを無線LANに変換するといった使い方もできるのが特徴。

セキュリティー機能は、128bit/64bit WEPやWPA(Wi-Fi Protected Access:IEEE 802.1x、EAP-MD5/TLS、PSK対応)、MACアドレスフィルタリングをサポートするほか、ESS IDを隠す“ESS IDステルス”にも対応する。接続クライアント数の設定も可能(1~64台)。電波の干渉などを低減するための機能として、4段階の送信パワーレベル制限機能を搭載し、マルチチャンネル(14チャンネル)にも対応している。また、ローミング機能(IAPP対応)もサポートする。各種設定はウェブブラウザーで行なえ、SNMPプロトコルにも対応。

本体サイズは幅90×奥行き29×高さ134mm、重量は150g。LANポートは10/100BASE-TX(Auto MDI/MDI-X対応)×2を装備しており、LANポートが1個のルーター機能搭載ADSLモデムの場合でも、無線LANと有線LANのクライアントを接続するといった使い方が可能。アンテナはダイポール方式のものを搭載する。電源はACアダプター(DC9V)を利用し、消費電力は最大3.3W。Wi-Fi認証を取得予定という。製品にはUTPストレートLANケーブル(長さ1m)が同梱される。

『GW-PK11SP』は、『GW-AP11SP』にクライアント用の無線LAN PCカード『GW-NS11X』を同梱したパッケージ。『GW-NS11X』は、CardBus対応のPCカード(Type II)で、台湾Realtek Semiconductor社の最新ICを採用したことにより、低価格化するとともに最大消費電力も約1.48Wに低減されている。付属する専用ユーティリティーソフトでは各種設定が可能で、サーベイ機能を利用すれば電波エリア内の無線機器の自動検索も行なえる(ESS ID/無線チャンネル/電波状態などを表示)。通信モードはアドホック/インフラストラクチャーに対応し、ローミング機能も利用できる。本体サイズは幅54×奥行き115×高さ7.5mm、重量は45g。ダイバーシティー方式のアンテナを内蔵する。対応機種はPC/AT互換機で、対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000/XP。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン