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富士通と米アドビ、NewsMLに対応した次世代新聞組版ソフトの開発で協業

2004年02月05日 23時16分更新

文● 編集部

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富士通(株)と米アドビ システムズ社は5日、XML(eXtensible Markup Language)に対応した次世代新聞組版ソフトの開発で協業すると発表した。これは両社が1999年5月に締結した新聞制作システムの開発に関する提携を拡大したもの。

開発するソフトでは、自動レイアウト機能を拡充するほか、XMLをベースにした次世代ニュース配信フォーマット“NewsML(ニューズエムエル)”に対応することで、表/図/グラフなどのニュース素材を自動レイアウトできるのが特徴。これにより、通信社から配信されるニュース素材の効率的な利用が可能になり、新聞制作の省力化とスピードアップ、ウェブや携帯電話などへの多メディア展開が図れるため、読者サービスを向上できるとしている。開発するソフトは富士通が6月ごろ提供する予定。

今回の協業では、富士通が、新聞制作システムにアドビ システムズのXML対応の組版ソフト『Adobe InDesign』とベクトルグラフィックスソフト『Adobe Illustrator』を組み込み、新聞組版に必要なソフトを開発するとともに、そのソフトと画像処理などの機能を1台に集約したオールインワン端末を提供する。アドビ システムズは、富士通に対し『Adobe InDesign』と『Adobe Illustrator』を提供する。具体的には、富士通の開発部門に対して最新技術情報の提供や、独自の開発者向け技術研修や技術教育を実施するほか、技術的Q&Aに対応する。

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