このページの本文へ

ニイウス、金融機関向けLinuxソリューション強化

2004年01月28日 21時26分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ニイウス(株)と(株)シティアスコムは、Linux上で稼働する金融機関向け情報系システムパッケージ『Mother-LX』の販売において提携すると発表した。

今回の提携は金融機関の情報系システムのLinux化需要を背景に、ニイウスのもつ 金融機関へのソリューションおよびサービスの販売力にシティアスコムのもつ金融 システム分野全般にわたる業務開発力とインテグレーション経験を加えることで、金融機関向けLinuxソリューションを強化するもの。Mother-LXは、基幹系システムに蓄積される膨大な量のデータをデータウェアハウスとして整理・統合し、最大限に活用できるような情報系システムの構築を支援するパッケージ。同製品の主な利点は以下のとおり。

1. データモデルの提供
金融機関向けデータウェアハウス用に最適化されたデータモデルを提供することにより、時間のかかるモデリング作業とデータベース設計が不要になる。モデリングにより同音異義語・異音同義語を解消し、データ項目用語と計数基準の関係を明確にすることで「あやふやな」データを排除し、本来必要なデータだけを実装することが可能に。
2. イントラネットの全面採用
オンライン定型照会および汎用検索はウェブ化しており、ネットワークに即応したインフラ環境が短期間で構築が可能に。また、特別なオペレーション研修の実施を伴わなくとも、高い生産性のもとに自然な感覚で操作可能。
3. 汎用検索サービスの提供
エンドユーザコンピューティング実現のための汎用検索ツールにより、「欲しいものを欲しい形で」というユーザ自身が、自らも情報システム構築に携わる主体となる。さらに、あらかじめ営業活動に有効な検索パターンを用意。
4. リポジトリによる情報資源管理
データ項目辞書とリソース管理ツールにより、モデリングで定義されているデータ項目の情報を継続的に管理することが可能。データ項目と各種リソース(プログラム/帳票/画面)を関連付けることで、システムリソースの一元管理を実現しシステムの煩雑化・肥大化を防止。これにより、保守の際に、影響範囲が容易に把握できるため、生産性・品質向上に大きな効果をもたらす。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード