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NTT Com、SSL-VPNとIPsecを利用したリモートアクセスゲートウェイ“セキュアインターネットアクセスサービス”を開始

2004年01月27日 23時44分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は27日、モバイル端末と企業のイントラネットを接続するモバイルセキュアーゲートウェイサービス“モバイルコネクト”の新メニューとして、暗号化技術SSL-VPNとIPsecを利用する“セキュアインターネットアクセスサービス”の提供を開始すると発表した。SSL-VPNを利用したサービスを1月中に開始し、IPsecを利用したサービスは3月に開始する予定。

SSL-VPNゲートウェイのイメージ
SSL-VPNゲートウェイのイメージ

“セキュアインターネットアクセスサービス・SSL-VPNタイプ”は、インターネット接続環境とSSL-VPN(Secure Sockets Layer - Virtual Private Network)接続機能を利用できるサービスで、モバイル端末に個別にソフトを導入せずにインターネットVPNを利用できるのが特徴。個人認証には同社が開発した“MCOP認証”を利用する。メールやファイルなどのサーバーに応じたプロトコルを利用できるマルチプロトコル対応となっている。ユーザーのアカウント管理やアクセスログはユーザー管理画面からダウンロードできるという。ヘルプデスクサービスは24時間365日対応する。オプションとして、モバイル端末の環境をチェックして接続するかどうか判断するための“クライアントチェックサービス”や、リモートアクセス環境に対応した“ウイルス/ワーム対策”を用意する。利用料金は、1000~1599IDを1年契約する場合、初期費用が2万円、月額料金の基本料金が11万5000円(1企業あたり)で、ID単価が800円(1アカウントあたり)。このほか、同社のデータセンターとの間の回線費用が必要となる。

“セキュアインターネットアクセスサービス・IPsecタイプ”は、IPsecを利用するインターネットVPNリモートアクセスサービス。暗号化機能を除く基本サービスの内容はSSL-VPNタイプと同等だが、モバイル端末にクライアントソフトを導入する点が異なる。オプションとして、“ウイルス/ワーム対策”を用意するほか、IPsec接続クライアントソフト配布用のウェブサイトを提供する“接続用クライアントソフト配布サービス”を用意する。料金などについては別途問い合わせとなる。

同社では、ID数が100未満から1万以上まで対応でき、低コストであることや、将来の拡張性があること、ユーザーの要求に応じた柔軟な利用形態がとれることなどをメリットして挙げている。

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