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@MasterDTV

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2004年01月26日 00時00分更新

文● 伊藤 裕也

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@MasterDTV

カノープス

オープンプライス(実売価格:3万円前後)

『GOOD』
  • アナログ-DVコンバータ「ADVC-200TV」に各種ソフトをバンドル。
  • ソフトを個別に揃える必要なしにDTV環境を構築できる。
『BAD』
  • Jet Vision、ProCoderの両付属ソフトはADVC-200TVをPCに接続した状態でしか起動できないのが少し不便。
チャンネル変更はボタンひとつで
●【チャンネル変更はボタンひとつで】 ADVC-200TVにはTVチューナのチャンネル変更や音声切り替えを行うためのボタンも付属している。/●【ビデオ入力はフロントに】 フロントパネルには入力ソースを選択するボタンやビデオ入力コネクタ類など、よく使うものを集中的に配置している。
MTV3000W HomeEdge
3DY/C分離と3DNRの同時使用が実現! 古いビデオのデジタル保存に最適 「MTV3000W」レビュー。写真をクリックするとレビュー記事に移動します。 【配信ソフト】いろんな場所から同時にTVが見たい!!  「HomeEdge」レビュー。

 シンプルさと使いやすさをキーワードにしたカノープスの「QUOSYS」ブランドから、ビデオ編集パッケージの「@MasterDTV」が発売された。@MasterDTVは同社TVチューナ搭載アナログ⇔DVコンバータ「ADVC-200TV」に、オプションだった映像視聴・録画ソフト「Jet Vision 2」やビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio 7 SE」などの各種ソフトをまとめたもので、TV番組やビデオの視聴・録画はもちろん、DVデータの送受信、ビデオ編集、さらにはDVD-Videoの作成――と、コレひとつでビデオに関するさまざまな処理に対応する。



わかりやすい視聴・録画ソフト
●【わかりやすい視聴・録画ソフト】 TV番組並びにビデオの視聴・録画を行うソフト「Jet Vision 2」。コントロールパネルにあるスイッチを切り替えることで、簡易編集ソフトにもなる。

 特筆すべきはなんといってもADVC-200TVで、外部アナログビデオ入力からの映像はもちろん、TVチューナで受信した映像もDVデータに変換可能だ。気になる映像品質は、カノープスとNECによって開発されたDVコーデック搭載IEEE1394リンクLSIの採用によりクリアで良好。メディアコンバータには明暗に差があるシーンなどで映像品質が落ちる粗悪なものもあるが、ADVC-200TVではそのようなことはない。

ファイルコンバータ1 ファイルコンバータ2
●【ファイルコンバータも搭載】 ファイルフォーマットのコンバートを実行できる「ProCoder LE」。AVI 2.0のデータをAVI(参照型AVI)に変換したり、Canopus DVコーデックをMS DVコーデックに変換したりといった作業が可能だ。

 映像の視聴・録画処理を担当するJet Vision 2はタイムシフトコントロールやソフトウェアエンコードによるMPEGキャプチャに対応するコントロールソフトで、操作時のレスポンスは高速で軽快だ。もっとも、25Mbpsとデータレートの高いDVデータを扱う関係上、録画・タイムシフトコントロール時にはデータ転送速度の速いHDDが必要となるので注意したい。ビデオ編集ソフトがVideoStudioなので凝ったビデオ編集できないが、ADVC-200TVに各種ソフトがバンドルされたと考えれば、お買い得度は高い製品と言える。

@MasterDTVの主なスペック
対応OS Windows 2000/XP
CPU PentiumIII-800MHz以上
メモリ 256MB以上
データ入出力 IEEE1394×2(4ピン/6ピン×1)
ビデオ入出力 S-VIDEO×1、コンポジット×1
オーディオ入出力 RCA×2(ステレオ2ch)
サイズ 約146(W)×175(D)×27.2(H)mm
付属ソフト Jet Vision 2、UleadVideoStudio 7 SE、Ulead DVD MovieWriterPro Coder LEほか

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