電源にはめずらしい黒い筐体が特徴的な独Tagan社製のATX電源 |
来週にも独Tagan社製のATX電源が登場予定となっている。発売されるのは、330/380/480Wの3種類で、電源には珍しい黒い筐体が特徴的な製品だ。
国内のPC用電源市場においては、あまり聞きなれないTaganだが、店頭に配布されている資料やパッケージによれば「ヨーロッパNO.1ブランド静音電源」という触れ込みだ。搭載する2つのファンはそれぞれ吸気(8cm)と排気(8cm)に分かれており、ちなみに480Wバージョンの本体に貼られている仕様や型番が記載されたシールにはファンの回転数を表示したグラフもついている。それによれば最低500rpm、最高1827rpm(28dB)と記載されており、“静音”をウリにする製品のようだ。
接続されているケーブルは全てツイスト加工が施されており、アース用ケーブルも付属、本体のON/OFFスイッチは誤入力防止用のラバーキャップまで装備する念の入れよう。また、330Wタイプの「TG330-U01」と380Wタイプの「TG380-U01」はSerial ATA用のコネクタが2つ用意されているほか、480Wタイプの「TG480-U01」にはさらに24ピン-20ピン変換ケーブルが同梱されている。
来週28日の入荷を店頭の展示サンプルととともに告知しているOVERTOPでは、予価は「TG330-U01」が6667円、「TG380-U01」が8572円、「TG480-U01」が1万2381円となっているほか、高速電脳やアーク、クレバリー1号店でも入荷を予定している。最近は12cm角の大型ファンを搭載したATX電源などの新製品が多くなにかと注目されがちだが、サンプル品を見る限り今回のTagan製電源の作りはなかなか本格的。秋葉原のショップの反応も上々で、今後人気の電源メーカーとなる可能性は十分あるだろう。
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