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IEEE802.11gがさらに高速化!NASにも対応した無線ルータ「BRC-W14V」がプラネックスから

2004年01月20日 20時33分更新

文● 水野

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「BRC-W14V」
「BRC-W14V」

 プラネックスから、無線ブロードバンドルータ「BRC-W14V」が発売された。本製品「BRC-W14V」、有線ルータ「BRC-14V」、無線LANアクセスポイント「BRC-AP04」からなる、ネットワークプロセッサにIntel製“IXP422”を採用した“eXgate(エックスゲート)”シリーズの製品の1つで、「BRC-14V」に無線LAN機能を付加したバージョンにあたる。スループット100Mbps(SmartBitsによる測定値。FTP実測値は94Mbps)、最大54MbpsのIEEE802.11g無線LAN機能という基本スペックもさることながら、最大の特徴はIEEE802.11g対応無線LAN機器の転送速度を大幅に高速化する“Super G”に対応することと、本体に装備されたUSB2.0ポートにUSBストレージをつなぐことによりNAS(Network Attached Storage)機能を付加できる点だ。



fパッケージ
パッケージでは“Super Gモード”は対応予定となっているが、1月16日付けで公開されたファームウェアにより対応することになった

 “Super G”とは、同製品も搭載しているAtheros Communications製無線LANチップのための技術で、IEEE802.11g対応無線LAN機器の転送速度を大幅に高速化するもの。プラネックスのニュースリリースによると、“Super G”対応製品同士での転送速度は同社による測定値で約35Mbpsとなっており、非対応製品の約23Mbpsに対し約12Mbps高速化されるとうたっている。発売時点では“Super Gモード”には対応予定とされていたものの、16日付けで公開された新バージョンのファームウェアを導入することにより新たに対応することとなった。
 なお、同時にPCカード無線LANアダプタ「GW-NS54AG」に対しても高速化のための新ドライバが公開されたが、こちらの製品はIEEE802.11a/b/g全対応ということで、IEEE802.11gだけでなくIEEE802.11aも高速化する“Super A/G”に対応することになる。



接続図 外付けストレージをネットワークで共有
パッケージより接続図外付けストレージをネットワークで共有できるのは便利。USBウェブカメラを接続することも可能

 NAS(Network Attached Storage)への対応は“eXgate(エックスゲート)”シリーズ全製品共通の機能で、本体に2個備えられたUSB2.0ポートに外付けストレージを接続することにより、NAS(Network Attached Storage)機能を付加させられネットワーク経由でのアクセスが可能になるというもの。USB接続外付けHDDはもちろん、USBフラッシュメモリにも対応する。具体的な対応ストレージ製品のリストはプラネックスのウェブサイトで公開されており、動作確認が取れ次第順次更新されていくとのこと。また、オプションのUSBウェブカメラ「BRC-EE260」を接続すればリアルタイムの映像配信も可能だ。
 ポート数はWAN側に10Base-T/100Base-TX×1、LAN側に10Base-T/100base-TX×4。LAN側全ポートにでケーブルのストレート/クロスを自動判別するAUTO MDI/MDI-X機能をそなえる。USB2.0ポートは2つ。SPI(ステートフルパケットインスペクション)、不正アクセス検出機能によるファイアーウォール機能、DHCPサーバ/クライアント機能、バーチャルコンピュータ機能を搭載。VPNにも対応し、ハードウェアによる暗号化処理によって最大スループット約45Mbpsの高速通信が可能とうたっている。価格はTSUKUMO eX.で2万8799円。



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