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東京エレクトロン、英nCipherのセキュリティーモジュール『netHSM』の販売を開始

2004年01月08日 00時00分更新

文● 編集部

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東京エレクトロン(株)は8日、英nCipher(エンサイファー)社のネットワーク用ハードウェアセキュリティーモジュール(HSM:Hardware Security Module)『netHSM』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は552万円。

『netHSM』
『netHSM』

『netHSM』は、最大で毎秒1600回の署名(鍵長1024bit)あるいはSSLトランザクションの処理を実行できるセキュリティーモジュールで、独自の鍵管理方式(Security world)によりほぼ無制限に内部で鍵を保護できるとしており、FIPS140-2 Level3のセキュリティー認定を取得しているという。ネットワークインターフェースを利用して複数のサーバーから共有できるのが特徴で、従来製品との共存も可能。HSM間のフェイルオーバーやロードバランシングにも対応している。対応している暗号アルゴリズムは、3DES/DES、AES-Rijndael、Arc Four (RC4互換)、CAST、DSA、El Gamal、RSAほかで、MD2/MD5、RIPEMD 160、SHA-1などもサポートしている。APIは、PKCS#11、CSP for Microsoft CryptoAPI、Java JCA/JCE CSP、OpenSSL、BHAPI、nCore API(C/Java)、CHILなどに対応する。

インターフェースは10/100BASE-TX(最大2ポート)、RS-232C、PS/2(キーボード)を装備しており、本体サイズは幅440×奥行き482×高さ44mm(1Uサイズ)、重量は6.4kg。

同社では官公庁や金融機関、医療機関向けに販売し、初年度100台の出荷を見込んでいる。なお、3月31日まで、netHSM本体とサーバー接続ライセンス×2のセットを期間限定キャンペーンとして240万円で販売するとしている(1顧客あたり1セットのみ。通常価格は736万円)。

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