(株)デジタルガレージは6日、第3世代携帯電話により今後急拡大が見込まれる、携帯電話やモバイルビジネスなどの分野における戦略的事業子会社として“株式会社DGモバイル”(ディージー・モバイル:仮称)を26日付けで設立すると発表した。これは、5日に開催した臨時取締役会で決議したもの。併せて、コンテンツ関連技術では(株)セルシスと、配信技術では(株)ビー・ユー・ジーと協業することでも合意したという。
DGモバイルは、事業展開の第1弾として、3G向けモバイルコンテンツビジネスを開始し、セルシスの開発した“デジタル・マンガ・ソリューション”を利用したソフト販売、リッチコンテンツ制作、システム運用サービスの事業を開始する予定。それとともに、モバイルコマース、海外市場、モバイル広告などの分野にも事業展開する。同社は、デジタルガレージ(DG)グループ各社の事業展開における携帯/モバイル分野での“ハブ会社”としての機能/役割を持つとしている。
代表取締役会長にはデジタルガレージ代表取締役の林郁氏、代表取締役社長には取締役の小尾一介氏が就任する予定。資本金は8000万円で、デジタルガレージが62.5%の株式を所有する。本社所在地は東京都渋谷区富ヶ谷二丁目43番地15。売上規模は初年度に1.8億円、3年後に9.3億円を見込んでいる。