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2003年上半期のPDA&ハンドヘルド出荷台数は前年同期比21.3%減の28万5000台――データクエスト調べ

2003年12月25日 20時12分更新

文● 編集部

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ガートナージャパン(株)のデータクエスト部門は25日、2003年上半期(1月~6月期)の日本国内のPDA(携帯情報端末)とハンドヘルドの市場出荷調査結果を発表した。それによるとベンダーの出荷台数は28万5000台で、対前年成長率がマイナス21.3%となった。

市場シェアは、法人向けが29.3%、個人向けが70.7%。個人市場の需要が2002年に続いて冷え込んおり、日本市場全体の大幅縮小につながっているうえ、その需要低迷を受けて、いくつかのベンダーが店頭向け販売を休止するなど、個人市場向け出荷の減少に拍車がかかっているとしている。法人市場では、需要の中心が、特定業務向けの入れ替え需要となっており、新規需要には時間がかかると見ている。その要因として、“技術的可能性と実用性のギャップ”“経済的背景による企業の新規投資意欲の冷え込み”“企業の本格導入に向けた評価期間”“新OSへの移行による買い控え”などを挙げている。

OS別シェア
OS別シェア

OS別では、Pocket PCと、Windows CE .NETを含むWindows CE搭載製品が出荷全体の51.4%(Pocket PCのみは34.0%)となった。傾向としては、実数は少ないが、Windows CE .NETを搭載した企業向け製品の品揃えと出荷が増加し始めているという。Palm OSは、ソニー(株)が個人市場で健闘していることから全体の30.4%となった。Linux OSに関しては、シャープ(株)の製品ラインアップが増えたことで個人市場のシェアが拡大し、全体の16.9%となったとしている。

ベンダー別では、ソニーがシェア28.0%でトップとなった。2位はカシオ計算機(株)で20.0%、3位はシャープで18.0%、4位は(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモで12.0%、5位は(株)東芝で7.0%となった。法人市場では、1位がカシオ計算機、2位がシャープ、3位が富士通で、個人市場では、1位がソニー、2位がシャープ、3位がカシオ計算機となっている。

同社では2003年下半期について、法人市場では普及阻害要因が徐々に改善傾向にあるが、個人市場ではユーザー層の拡大が見られず、低価格モデルの投入も目立った需要活性につながっていないことから、出荷に顕著な改善は見られないとしている。2003年12月時点での通年の見通しは、出荷台数が約50万台、対前年成長率がマイナス約27%。今後、企業の本格導入による法人需要が2004年第1四半期に増加し、個人需要の落ち込みも2003年に底入れすることから、2004年通年では、市場全体でプラス成長に転換すると予測している。

なお、詳細な情報については、“日本PDA・ハンドヘルド市場四半期出荷統計プログラム”として提供している。

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