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“シリコンチューナ”を採用した低価格TVチューナ/キャプチャカードがノバックから

2003年12月24日 23時08分更新

文● 水野

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「PrimeTV 7135」

 ノバックから、ソフトウェアエンコード方式のTVチューナ/キャプチャカード「PrimeTV 7135」が発売された。Philips Semiconductors製デコーダチップ“SAA7135”を初めて搭載し、TVチューナは従来の箱型のアナログ式の代わりにICチップを使用したPhilips製の“シリコンチューナ”を採用しているのが特徴だ。



1万6000円台
本体。箱型のチューナがないというのはなかなか新鮮な印象だ

 “SAA7135”は、これまで多くの製品に搭載されてきた“SAA7133”に続き、9ビットA/Dコンバータと音声多重デコーダを統合したPhilips Semiconductorsの最新チップ。“シリコンチューナ”はチューナチップ“TDA8275”とデジタルIFチップ“TDA8290”という2つのチップによって構成されており、コイルなどの電気回路がないためPC筐体内のノイズに強いとうたっている。対応フォーマットはMPEG1/2/4。目安として、720×480ドット、6MbpsのMPEG2録画ではPentium 4/Celeron-2GHz以上かAthlon XP 2000+以上。320×240ドット、1.15MbpsのMPEG4録画ではPentium III-650MHz以上かCeleron-800MHz以上、またはAthlon/Duron-800MHz以上の環境が必要とされている。
 さらに、同梱のビデオ編集/変換ソフト「Ulead Video ToolBox 1.5」により、「FOMA」「CDMA 1X/CDMA 1X WIN」「Vodafone Global Standardといった3G(第3世代)携帯電話携帯電話で再生できる3GPP/3GPP2仕様MPEG4への変換が可能となっているのが特徴。



PrimeTV 7135&7133 パワーアップパック
オプションとなる「PrimeTV 7135&7133 パワーアップパック」

 このほかの同梱ソフトはTV視聴/録画ソフト「LifeView TVR」のみ。リモコン付きで価格はスーパーコムで6380円と低価格だ。
 なお、この「PrimeTV 7135」自体はシンプルな内容である代わりに、「PrimeTV 7135」および「PrimeTV 7133」用として機能強化ソフトパッケージ「PrimeTV 7135&7133 パワーアップパック」が別途用意されており、こちらも同時に発売されている。セットになっているのはiEPG対応で追っかけ再生機能をそなえ、15MbpsまでのMPEG-2録画に対応ししたTVキャプチャソフト「PrimePVR」、ビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio 7 SE DVD」、XVDビデオ圧縮ソフト「XVD encoder plus 機能制限版」。価格は同じくスーパーコムで2880円となっている。



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