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シスコシステムズ、IEEE 802.11g準拠の“Cisco Aironet”アクセスポイントとクライアントアダプターを発売

2003年12月11日 00時00分更新

文● 編集部

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シスコシステムズ(株)は11日、“IEEE 802.11g”準拠のアクセスポイント“Cisco Aironet 1200/1100シリーズ”とクライアントアダプターを同日付けで発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は、1100シリーズが9万8000円前後、1200シリーズが14万6000円前後、クライアントアダプターは、CardBus対応の『Cisco Aironet IEEE 802.11a/b/g CardBusアダプタ』が2万4000円前後、『同 PCIアダプタ』が3万5000円前後。従来製品の1200/1100シリーズ802.11bアクセスポイント向けのアップグレードキットも用意しており、価格は2万4000円前後。出荷開始は2004年第1四半期内を予定。

Cisco Aironet 1200 Cisco Aironet 1100
Cisco Aironet 1200Cisco Aironet 1100
“Cisco Aironet 1200/1100シリーズ”

“Cisco Aironet 1200/1100シリーズ”のIEEE 802.11g対応アクセスポイントは、WPA(Wi-Fi Protected Access)標準でサポートし、AES(Advanced Encryption Standard)にハードウェアで対応しているのが特徴。“IEEE 802.11i”が標準化された時点でアップグレード用ソフトを無償で提供するという。クライアントアダプターの対応OSは、Windows XP/2000を予定。

併せて、無線LANの構築と管理機能を提供するソリューション“Cisco Structured Wireless Aware Network”を提供する。ソリューションに含まれるのは、Cisco IOS Software機能、Cisco Aironetシリーズ無線LANアクセスポイント、Cisco Aironetシリーズ無線LANクライアントアダプター、CiscoWorks Wireless LAN Solution Engine(WLSE)バージョン2.5、Cisco Wireless Security Suite、Cisco Secure Access Control Server(ACS)、Cisco Catalyst 3750/4500/6500シリーズのスイッチ、Cisco 2600 XM/3700シリーズのルーターのほか、他ベンダーのCisco互換のクライアントアダプターやモバイルデバイスなど。

同時に、次世代セキュリティー製品として、自己防衛型ネットワーク(Self Defending Networking)を構築するためのソフト『Cisco Security Agent(CSA)』を発売することも発表した。同製品は、エンドポイント(サーバーとデスクトップパソコン)の侵入保護を行なうもので、悪意のある行為(ふるまい)が実行される前に識別して防止するための、未知(デイゼロ [Day Zero] 攻撃)に対応した“HIPS(Host-base Intrusion Prevention/Protection System:ホスト型侵入防御システム)”。製品は段階的に提供するとしており、“Phase1”(12月)に、IPテレフォニー製品『Cisco Security Agent(CSA) for CallManager 1.1』、“Phase2”(2004年第1四半期)に、サーバー/デスクトップパソコン用の『Cisco Security Server Agent』/『Cisco Security Desktop Agent』(英語OS対応版)、“Phase3”(2004年第2四半期)に日本語OS対応版を投入する予定。英語OS対応版の価格は、『Cisco Security Server Agent』が1エージェントで39万6000円から、『Cisco Security Desktop Agent』の100エージェントバンドル版が167万5000円から。

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