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カノープス、HDDユニット交換式のMPEGプレーヤー『MTPlayer MP20-HDD』とアナログ-DVコンバーター『ADVC-55』を発売

2003年12月11日 22時05分更新

文● 編集部

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カノープス(株)は11日、パソコンで録画したTV映像などのMPEGデータをTV/ビデオで再生できるHDDユニットタイプの映像再生機器『MTPlayer MP20-HDD(えむてぃ ぷれいやー えむぴー にじゅう えいちでぃでぃ)』と、ボックスタイプのアナログ-DVコンバーター『ADVC55(えいでぃぶいしー ごじゅうご)』の2製品を2004年1月上旬に発売すると発表した。価格は、『MTPlayer MP20-HDD』はオープンで、『ADVC-55』が2万4800円。編集部によるMP-20-HDDの予想販売価格は2万円前後。

MTPlayer MP20-HDD
『MTPlayer MP20-HDD』(左が本体、右がハードディスクケース『MTHDD 25』)

『MTPlayer MP20-HDD』は、付属の着脱式ハードディスクケース『MTHDD 25』に別売の2.5インチHDD(IDE)を内蔵し、本体に装着することで、パソコンで録画したTV映像などの動画や静止画をTVで再生できるHDDユニットタイプの映像再生装置。再生などの操作は付属の専用リモコンで行なえる。再生できるデータは、動画(MPEG-1/-2)、静止画(最大5120×3840ドットのJPEG)、音楽(MP3)など。利用できるHDDユニットは厚さが9.5mm以下で、最大120GB(FAT32フォーマット)のものとなる。パソコンとのデータ転送にはUSB 2.0/1.1を利用し、リムーバブルストレージとしての利用も可能。メモリーカードスロットも装備しており、スマートメディア(8M~128M)/コンパクトフラッシュ(Type I/II)(8M~1GB)/メモリースティック(8M~128MB)/SDメモリーカード&MMC(8M~256MB)/マイクロドライブ(1GB)を利用することもできる。

映像方式はNTSC/PAL対応で、出力端子は、S-Video(ミニDIN4ピン)×1、コンポジットビデオ(RCAピンジャック)×1。オプションのケーブルによりアナログRGBとコンポーネントにも対応可能。音声出力はステレオミニジャック。本体サイズは幅162×奥行き30×高さ111mm。電源はACアダプターを利用し、消費電力は最大7W。対応機種はPentium II-300MHz以上を搭載したPC/AT互換機。対応OSはWindows Me/2000 Professional/XP。製品には、MTHDD 25と専用ポーチ、精密ドライバー、USBケーブル、Sビデオケーブル、コンポジットビデオケーブル、オーディオケーブル、4GBを超えるデータを分割するためのMPEGカット編集ソフト『MpegClipper』を収録したCD-ROMなどが同梱される。『MTHDD 25』はオプションとしても販売する。価格は4980円。

ADVC-55
『ADVC-55』

『ADVC-55』(ADVC55)は、アルミボディーを採用したコンパクトタイプのアナログ-DVコンバーター。DVコーデックを内蔵したIEEE 1394リンクLSIチップを搭載しており、独自アルゴリズムを採用したデジタルビデオ信号処理でアナログからDVへの変換を高画質で行なえるのが特徴。オーディオのサンプリングクロックを映像に同期させて発生させるこで、キャプチャー時の音ズレをなくしたという。サンプリング周波数は48kHz(16bit/2ch)。単体で動作するため、Macintosh(Mac OS X)と『iMovie』の組み合わせなどでも利用できるという。映像方式はNTSC/PAL/SECAMに対応し、ビデオ入力は、コンポジット(RCAピンジャック)×1とS-Video(ミニDIN4ピン)×1、アナログオーディオ入力はステレオ(ピンジャック×2)×1を装備する。出力端子はDV(i.LINK)出力端子(6ピン)×1。電源にはIEEE 1394のバスパワーを利用し、供給できない場合は別売の専用ACアダプター『ADVC55-AC』(価格は3000円)を利用する。消費電流は620mA(5V)。本体サイズは幅126×奥行き76×高さ23mm。DVケーブル(6ピン-6ピン)が付属する。

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