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パーソナルメディア、多漢字OS『超漢字』を搭載した超小型デスクトップ『T-Cube(仮称)』を開発

2003年12月10日 21時54分更新

文● 編集部

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パーソナルメディア(株)は10日、ユビキタスコンピューティング環境向け開発プラットフォーム“T-Engine(ティ・エンジン)”の応用製品向けプロトタイプ『T-Cube(仮称)』に多漢字OS『超漢字』(T-Kernel版)を移植すると発表した。2004年第1四半期に出荷を開始する。

『T-Cube(仮称)』と『超漢字』
『T-Cube(仮称)』と『超漢字』(画面)

『T-Cube(仮称)』は、“T-Engineプロジェクト”の成果を生かした半応用製品で、標準T-Engineボードには含まれないLAN機能や高解像度グラフィックス機能などを追加すれば、単体で業務用端末やIA(Internet Appliance)などに利用できるほか、組み込み制御用コンピューターとして幅広く利用できるという。『T-Cube(仮称)』に関しては、回路図などの技術情報が公開されており、ユーザーが最終製品向けのハードウェアを再設計し、ユビキタス機器を開発することもできるとしている。その際のソフトウェア開発を先行して進める環境として『T-Cube(仮称)』を利用できるという。

『T-Cube(仮称)』は、CUPにMIPSアーキテクチャーのVR5701-400MHz(処理性能800MIPS)、16MBのフラッシュメモリー、64MB/128MBのRAMを搭載し、CFスロット(IDE)、eTRONチップインターフェース、オーディオインターフェース、RTC(リアルタイムクロック)、LANインターフェースを搭載しており、グラフィックスの解像度は最大1280×1024ドット。本体サイズは幅52×奥行き52×高さ45mm、重量は165g。

『T-Cube(仮称)』では、OS/ミドルウェアとして、T-Monitor/T-Kernel/T-Kernel Extension/PMC T-Shell/かな漢字変換/世界文字入力が、基本アプリケーションとして、基本文章編集(ワープロソフト)/基本図形編集(図形編集ソフト)/超漢字メール(メールソフト)/基本ブラウザ(インターネットのウェブ閲覧用ソフト)/基本表計算(表計算ソフト)/マイクロカード(カード型データベース)/マイクロスクリプト(ビジュアル言語)/文字検索/システム環境設定/ユーザ環境設定/ネットワーク設定/ウェブコンバータ/ウェブサーバ/トンパ書体などの利用が可能という。

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