パソコンとしてのスペックは優秀
映画を見るならACアダプタで
写真8 本体両サイドには出力1.5Wのスピーカを搭載。部屋で楽しむ程度の音量なら、余裕を持って対応可能だ。 | 写真9 本体底面には重低音を担当するウーファも搭載している。出力は3Wで、これにより映画の視聴時に迫力ある音声を楽しめる。 |
基本スペックは、CPUがAMDのモバイルAthlon XP-M 1800+でメモリは256MBを標準搭載。本体にはPC2100対応DDR SDRAMを追加するソケットが1つあり、メモリモジュールの追加により最大768MBまで追加できる。HDDは40GBで、光メディアドライブはCD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブを搭載。液晶パネルは15インチXGA表示の高輝度ピュアクリーン液晶だ。
写真10 付属のACアダプタ。 |
一方バッテリはリチウムイオンバッテリで、通常の使用では1.8時間ほど持つという。そこでINSTANT PLAYでリビングや庭先でDVD-Videoを視聴するようなケースを想定し、INSTANT PLAY使用時の連続駆動時間を確認してみた。その結果、TVの視聴では1.5時間ほど、DVD-Videoの視聴も1.4時間ほど使用できた。ただし、標準状態ではDVDの視聴で1時間を過ぎたあたりからバッテリの残量低下を示す警告アラームが鳴ってしまうため、快適に視聴できるのは1時間程度と考えたほうがいいだろう。映画の視聴には厳しいが、庭先や普段ACアダプタを置かないリビングルームに移動してTV番組やDVD-Videoを楽しむことは十分可能だ。
価格は16万4800円。この価格帯でTVチューナを内蔵しているPCもあるにはあるが、PC-SV1-4CDは独自のINSTANT PLAYによりTVやDVD-Videoの視聴を家電感覚で手軽に実行できる。これは大きなアドバンテージといえよう。また、AV機能を重視しているだけあり、ノートPCながらサウンド機能は出力1.5Wの高品質スピーカ×2と出力3Wのウーファーの組み合わせで迫力ある重低音を楽しめるようになっている。
AVの世界を気軽に身近に、そして本格的に楽しみたい人にとって、PC-SV1-4CDは魅力ある選択肢のひとつとなるはずだ。
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PC-SV1-4CDの主なスペック | |
製品名 | PC-SV1-4CD |
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CPU | モバイルAthlon XP-M 1800+ |
チップセット | ProSavage DDR KN266 |
メモリ | DDR SDRAM 256MB(最大768MB) |
グラフィックス | チップセット内蔵 |
液晶 | 15インチピュアクリーンTFT/1024×768ドット(1677万色) |
HDD | 約40GB |
FDD | 別売(外付け) |
光メディアドライブ | CD-R/RW&DVD-ROM対応コンボドライブ |
拡張スロット | PCカードTypeII×1、SDメモリーカードスロット、メモリースティックスロット(メモリースティックPRO対応、高速転送/マジックゲートには非対応) |
通信 | Ethernet(10/100Base-TX)、56kbpsモデム |
インターフェイス | USB 2.0×4、IEEE 1394×1、アナログRGB出力、TVアンテナ入力、ビデオ入出力、オーディオ入出力 |
バッテリ駆動時間 | 約1.8時間 |
サイズ | 326(W)×290(D)×36.8~48.5(H)mm |
重量 | 約3.5kg |
OS | Windows XP Home Edition SP1a |