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VIAのデュアルチャネルDDR400対応チップセット“PT880”搭載マザーが初登場!

2003年12月06日 22時00分更新

文● 増田

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「PT880 Neo-FISR」
“PT880”を搭載した初のマザーボード「PT880 Neo-FISR」がMSIから登場

 発売に先駆け、一足お先に最新パーツ性能チェックでも紹介したVIAのデュアルチャネルDDR400チップセット“PT880”を搭載した初のマザーボード「PT880 Neo-FISR」が、MSIから登場した。パッケージには「次世代CPUプレスコット3.6GHz対応 プレスコットFMB1.5」というシールも確認できる。



マニュアル South Bridge
North Bridge“PT800”と組み合わされるSouth BridgeはSerial ATA RAIDにも対応するお馴染みの“VT8237”。North-South間は毎秒1GBのバンド幅を持つ高速バス「Ultra V-Link」で接続される

 “PT880”は、すでに発売済みの“PT800”の後継となるPentium 4用チップセットだ。最大の特徴はシングルチャンネルDDR400からデュアルチャネルDDR400対応へと進化した点で、そのほかFSB 800MHzに対応するところなどは従来通りとなっている。
 組み合わされるSouth BridgeはSerial ATA RAIDにも対応するお馴染みの“VT8237”で、North-South間は毎秒1GBのバンド幅を持つ高速バス「Ultra V-Link」で接続される。



ブラケット部 パッケージ
ブラケット部には、Coaxial/Optical両タイプのSPDIF出力を装備するパッケージには「次世代CPUプレスコット3.6GHz対応 プレスコットFMB1.5」というシールも確認できる

 第一弾となった「PT880 Neo-FISR」の主な仕様は、拡張スロットがAGP×1、PCI×5、DDR DIMM×4となり、オンボードインターフェイスには“VT8237”によるSerial ATA RAIDやIEEE1394、ギガビットイーサネット、6チャンネル対応サウンド(ブラケット部にコアキシャル/Optical S/PDIF出力装備)など豊富に搭載する。また同社独自のチューニング機能を備えた“Core Cellテクノロジー”も装備しており、CPUやメモリ周りのクロックなどといった設定が細かく変更可能となっている。
 FSB 800MHz+デュアルチャネルDDR400という最新の環境に対応したチップセットは、Intelの“i875P”“i865PE”に始まり、SiS“SiS655FX”やATI“RADEON 9100 IGP”などすでに数多くの搭載マザーが発売されている。そんな中登場した今回の“PT880”は“SiS655FX”や“RADEON 9100 IGP”と同様、販売価格が安いのも特徴のひとつだ。本日、入荷を確認したTSUKUMOeX.では1万1979円、DOS/V パラダイス本店では1万1980と豊富なオンボードインターフェイスを備える割りには安価。今後、Intel系チップセットを除く、低価格路線のチップセットを搭載したマザーの価格競争がより激しくなりそうだ。



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