イー・アクセス(株)は4日、同社のIPバックボーンを利用した高速ワイヤレスアクセスサービスの検討の一環として、3日付けで総務省に実験局の免許申請を行なったと発表した。高速ワイヤレスアクセス技術の最有力候補で、インターネット通信に最適化されている“TD-CDMA(Time Division-Code Division Multiple Access)”方式を利用して実証実験を行なうとしており、2004年1月中には実験を開始する予定。
実験には、TD-CDMA方式の商用サービスで実績のある米IP Wireless社の技術を採用し、音声通信サービスではなく、インターネットの利用を想定した“どこでも使えるADSL”を目指して、ワイヤレス高速データ通信に向けた事業展開を検討するとしている。