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ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)のリリースによると、本日21日、アキバの路上でグラフィックソフトやビジネスソフトなどの海賊版CD-Rを販売していた中国人男女4人が、著作権法違反の疑い(海賊版の頒布・頒布目的所持)で警視庁万世橋署により現行犯逮捕され、所持していたCD-R約500枚とチラシ約3000枚が押収された。
4人は「小遣い銭欲しさに海賊版販売を始めた」と供述しているものの、同署は海賊版の製造や販売の指示などを行っていた者がいるものと見ており、グループ全体の解明のための捜査を進める予定。4人は海賊版販売を指示した者については黙秘している。
調べによると、今回逮捕された4人はアキバの路上でビジネスソフトのタイトルや価格を記載したチラシを配布。注文を受けると別の場所で保管を担当している者に携帯電話などで連絡を取り、海賊版ソフトをコピーしたCD-Rを持参させ販売を行っていたもの。1枚のCD-Rには複数のソフトがコピーされており、販売価格は5000円~1万2000円。日本語のほか英語、中国語、韓国語版のソフトも取り扱い、チラシでは「ライセンス認証キー完全解除!」などとソフトメーカーが採用している不正使用対策技術を解除していることをうたっていた。
アキバでは97年頃より海賊版の路上販売が目立つようになっており、これまで98年、2000年、2001年の3回にわたり検挙が行われておりこれが4度目。これまで検挙された人数は中国人や暴力団員などのべ27人にのぼる。