“SiS755”を搭載するマザーボード「755-A」 |
SiS初のAthlon 64/Opteron対応チップセット“SiS755”を搭載するマザーボード「755-A」がECSから発売された。本日販売を確認したアークでの価格は1万1460円。Socket 754マザーとしてはかなり格安といえるだろう。
SiS初のAthlon 64/Opteron対応チップセット“SiS755”を搭載 |
“SiS755”は、今年7月に発表された(“Hammer”用の製品としての発表は昨年11月に行われている)Athlon 64/Opteron対応のチップセットで、HyperTransport、AGP8Xといった最新の機能をサポートする64bitプラットフォームに対応する製品だ。組み合わされるSouth BridgeはPentium 4用チップセット“SiS 655”でも採用された“SiS964”となり、North-South間は、従来通り1GB/秒の帯域幅を持つバス“MuTIOL”で結ばれる。
なお、同社からは“SiS755”のVGA機能統合型となる“SiS760”も発表されているほか、未発表の939ピンAthlon 64 FX(現行のモデルは940ピン)に対応するといわれる“SiS755FX”も今月13日に発表されている。
2GBまで搭載可能なDDR DIMM2本はCPUソケット上部に位置する | “SiS964”によるSerial ATA RAID。コネクタ部分が簡単に抜けないようにガードされているのはうれしい |
同チップ搭載第一弾となった「755-A」だが、価格が価格だけに仕様のほうはシンプルなものとなっている。フォームファクタはATX、拡張スロットはAGP×1、PCI×5、CNR×1で、最大2GBまで搭載可能なDDR DIMM2本はCPUソケット上部に位置する。オンボードインターフェイスは“SiS964”によるSerial ATA RAIDのほかは、6チャンネル対応サウンド機能(サウンド自動検出機能付き)と10/100Base-Tイーサネットのみとなっている。
マザーボードのラインナップもどんどん増え、今回のように安く手に入るマザーも増えたが、CPUの選択肢が価格4万円後半のAthlon 64-3200+だけではいかにも苦しい。それ以外のラインナップも、そろそろ揃えてもらいたいものだ。
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