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東芝、高画質・高音質を追求したHDD&DVDレコーダー『RD-X4』など4機種を発表!

2003年11月12日 19時17分更新

文● 編集部 小板謙次

(株)東芝は12日、HDD&DVDビデオレコーダー『RD-X4』『RD-XS32』『RD-XS35』の3機種と、VTR一体型DVDビデオレコーダー『D-VR1』の計4種類を発表した。発売時期は『RD-X4』『RD-XS32』『D-VR1』が12月1日で、『RD-XS35』は12月10日。価格は全てオープン価格だが、店頭予想価格は『RD-X4』が17万円前後、『RD-XS35』が11万円前後、『RD-XS32』が9万円前後、『D-VR1』が8万円台半ばとなっている。同社は新製品の戦略と技術的な説明をマスコミ関係者に行なった。

『RD-X4』。入力端子はD1×1、S映像(金メッキ端子)×3、映像(金メッキ端子)×3、DV×1、2chアナログ音声(金メッキ端子)×3、出力端子はD映像×1、コンポーネント映像(金メッキ端子)×1、S映像(金メッキ端子)×2、映像(金メッキ端子)×2、2chアナログ音声(金メッキ端子)×2、デジタル音声×2(同軸/光)。10/100BASE-TX×1。受信チャンネルはVHF/UHF/CATV/アナログBS。HDD容量は250GB。サイズは幅430×奥行き325×高さ78mm
『RD-XS35』『RD-XS32』。入力端子は、S映像×3、映像×3、DV×1、2chアナログ音声×3、出力端子はS映像×2、映像×2、2chアナログ音声×2、デジタル音声×1(光)。受信チャンネルはVHF/UHF/CATV。HDD容量は『RD-XS35』が160GB、『RD-XS32』が80GB。サイズは幅430×奥行き321×高さ78mm
『D-VR1』。入力端子は、S映像×2、映像×3、DV連動入力(DVD専用)×1、2chアナログ音声×2、出力端子はD1/2映像×1、S映像×1、映像×2、2chアナログ音声×2、デジタル音声×1(光)。受信チャンネルはVHF/UHF/CATV。サイズは幅430×奥行き351×高さ97mm

■「12月の商戦は過去最大規模になる」「すべてにマルチドライブを搭載」

冒頭、デジタルAV事業部DAV国内営業部の岡田淳氏は「徐々にHDD&DVDレコーダーの便利さが理解されてきている」と話し、今年の国内需要を220万5000台と予測していることを明らかにした。これは当初の予想より上方修正した数値だ。上期に関してはすでに72万5000台という実績が出ており、残り約150万台の需要があるということになる。ちなみに来年は300万台と予想しているようだ。

国内需要予測2003年下期の市場分析上期、東芝はHDD&DVDビデオレコーダー市場で第2位

ただ資料によると、この需要の中身が2002年とは異なっているという。2002年はHDDレコーダーが6割、DVDレコーダー単体が4割だったが、2003年になってVTR一体型製品のシェアが加わってきた。現在ではHDD&DVDレコーダー6割、DVDレコーダー単体2割、VTR一体型DVDビデオレコーダー2割といったシェアに変化している。氏はこの状況について、DVD&HDDレコーダーに移行する際のブリッジとなる役割を果たしているせいではないかと分析した。この分野に同社が投入してきたのがVTR一体型の『D-VR1』ということになる。

さらに氏は、「今年の12月の商戦は過去最大ボリュームになる」とし、12月には全メーカーで合計50~60万台という製品がはけるのではないかと話した。この激戦期を乗り切るために同社がとった戦略は、すべてにDVD-RAM、DVDーR、DVD-RWとう3種類のメディアに対応したマルチドライブを搭載するということだ。「実際には、ほとんどのお客さんが3種類のメディアがあるということすら知らないだろう。100人の客が販売店にきたら5%知っていればいいほうではないか」としたが、それらの客にマルチドライブの便利さをアピールしていきたいと話した。

■新ラインナップの特徴

東芝がこの冬の商戦に発売する製品は、すでに発売になっているHDD&DVDレコーダー『RD-XS41』、DVDビデオレコーダー『D-R1』もあわせると、全部で6製品ということになる。ラインアップに共通しているのは

  • 全機種カートリッジ付きDVD-RAMが使え、最大24倍速ダビングのDVDマルチドライブを搭載
  • プログレッシブ回路内蔵
  • DV入力端子搭載で、ビデオカメラの映像をDVD化可能
  • RDエンジン搭載

ということになる。これらのことを踏まえて、各製品を見ていくと『RD-X4』は10月に発表済の『RD-XS41』に搭載されている機能を引き継ぎながら、HDD容量が160GBから250GBにアップしている点、ゴーストリダクションチューナーを搭載するとともに米アナログ・デバイセズ社の映像DACを12bit/216MHz(『RD-XS41』は10bit/54MHz)にアップ、帯域内ノイズを低減し、高解像度を追求している点が異なる。音声DACは米テキサス・インスツルメンツ社PCM1737を採用している。また、D5モニター(※1)を搭載し、BSデジタルチューナーのD端子から出力した信号を、RD-X4のD1端子入力/D端子出力を介してテレビにスルー出力することが可能(RD-X4の電源オン時)としているのが特徴。高速ダビング中の録画/再生/ライブラリ表示、予約中録画中の予約追加/変更、予約録画中のチャプター編集/プレイリスト編集、DVD-Video作成中の予約録画/再生などが可能な“マルチ操作”機能、プログレッシブ再生、DV入力端子搭載、パソコンと連携しネットワークを利用して録画予約や番組名の自動取得などが行なえる“ネットdeナビ”などの機能は『RD-XS41』と同様搭載している。

※1 D5モニター 高性能のビデオの分配器を搭載しているD1端子。100MHz程度まで十分な帯域を確保したアンプを内蔵しているため、D1から入れた信号をそのままRCA端子とD端子両方に分配することが可能としている。

DEPGの予想画面DVD-RW録画へのVRモード追加

また、『RD-X4』に関しては同社はじめての試みとして機能をアップできる拡張キット(ソフトウェア)を来年3月に発売することも発表された。このキットによって地上波/BSアナログ、BSデジタル、専門チャンネル(CSやCATV)を対象とした電子番組表の確認、録画予約が可能な“DEPG”、ハードディスクやDVD-RAMに録画したタイトルをフォルダー形式で管理できるフォルダー機能、DVD-RWでのVRモード録画が可能になるという。販売方法や価格は現在のところ未定となっている。



ラインアップ展開冬の商戦期に販売する6機種の機能差
HDD&DVDレコーダーのラインアップと性能差の簡易表VHS内蔵機の各社の仕様の違い

『RD-XS32』『RD-XS35』は、“ネットdeナビ”、BSアナログチューナー、ゴーストリダクションチューナー、D5モニターを省いたモデル。HDD容量は『RD-XS32』が80GB、『RD-XS35』が160GBとなっている。また、映像DACは10bit/54MHとなっている。DVD+VTRの一体型モデルである『D-VR1』は、DVD-RAM、DVD-R、DVD-RWへの対応に加え、VHSにも対応した製品。2つの地上波アナログチューナーを内蔵しているので、2つのテレビ番組をビデオとDVDで同時に録画したり、DVDを再生しながらビデオでテレビ番組を録画するなどの同時録画/再生が可能だ。DV入力端子を搭載している。音声DACは192kHz/24bitとなっている。

以上が新製品の概要だが、説明会では話題となっているPSXを意識していた点が面白かった。DAV国内営業部の稲葉真由氏は「PSXは一見おしゃれだが、専用機には(ゲームとの)兼用機にはない良さがたくさんあり、きちんと理解してくれれば選択肢は自ずと決まる」との同社の自信を表明した。その根拠として挙げられていたものが、(1)デジタル放送のコピーワンス番組のDVD保存、(2)DVD-RAM方式に対応したマルチドライブの使用、(3)高画質VBR録画と38段階の画質設定など細かい設定、(4)外部入力端子が3系統ありアナログWOWOWのデコーダーも接続可能、(5)GOP(0.5秒)単位での編集ではなく、1フレーム単位での編集性能などといった点だ。これらは同社の製品では当たり前だが、PSXではできないと強調し優位性をアピールした。

■最上位機種の『RD-X4』の技術

今回の新製品4機種のなかで、同社が最も力を入れたのが最上位機種である『RD-X4』だ。デジタルAV事業部デジタル機器開発技術担当DVDシステム第二チームチームマネージャーの桑原光孝氏は、同製品の技術に関して映像回路と音声回路の側面から説明を行なった。氏は「一般的にビデオエンコーダーによって画質が決まってしまうと思われがちだが、実は違う。その後の回路がどのようなものであるかで最終的な画質は随分違う」と話した。重要な点として(1)低いレベルから高いレベルまでいかに一様に信号増幅するかといったリニアリティー、(2)ビデオ信号が映像出力として出る時の電圧安定度、直流の変動(3)十分な遮断特性と負荷駆動能力(適切な帯域制限=ローパスフィルターとアンプの出力)を挙げ、こららを全て満たすものとしてコンポジット出力、S出力、コンポーネント出力全てに同一のアクティブIV変換型DC構成ビデオアンプを搭載したと話した。また、高精度なI/P変換処理を行なう“アドバンスド・リアル・シアター・モード・プログレッシブ回路”というものを独立させて搭載していることも明らかにした。

従来機種との映像回路の比較。ビデオエンコーダーは数値上はっきりアップしており、IP変換にいたっては「基本的にX3を踏襲する形ではあるが、さらに検出精度を改善している」。アンプに関しても、DVDビデオプレーヤー『SD9500』に使われている超高速のオペアンプを搭載している

オーディオ回路に関しては、従来よりも高性能なDAコンバーター、金属皮膜抵抗、低インピーダンスコンデンサーなどの高性能部品を採用している。また、「プリント基板の違いは音に関係あるのかと思われるかもしれないが、かなり効く」と氏は話し、新設計のガラスエポキシ両面基板を使っていることも紹介された。さらに、リアパネルはSD9500と同様にステンレスを使っていることが紹介された。

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