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ロジクール、顔の動きを自動的に追跡可能なウェブカメラ『Qcam Orbit』を発売

2003年11月11日 14時24分更新

文● 編集部 小板謙次

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(株)ロジクールは11日、ウェブカメラ『Qcam Orbit(キューカム オービット)』(QVR-1)を28日に発売すると発表した。同社からすでに発売されているウェブカメラ『Qcam Messenger』(QV-40)やウェブカメラ『Qcam for Notebook Pro with Headset』(QV-700NHS)に比べ、上位モデルに位置付けられる製品。本体は“アイボールシェイプ”と呼ぶ目玉のような球形をしており、本体正面部分は内部が透けて見えるおしゃれな“スモーキーシルバー”に仕上げられている。カメラ部は30万画素のCCDを搭載しており、付属のソフト『QuickCam8.1.1』を使えば、最大640×480ピクセルで毎秒30フレームの映像(AVI)、最大1280×960ピクセルでの静止画(JPEG)キャプチャーが可能だ。

『Qcam Orbit』(QVR-1)
『Qcam Orbit』(QVR-1)
カメラ位置を目の高さにすることができる21.9cmのスタンドが同梱されている。写真は接続した状態
カメラ位置を目の高さにすることができる21.9cmのスタンドが同梱されている。写真は接続した状態

同製品の最大の特徴は、フェイストラッキングシステムを搭載していること。これは、『QuickCam8.1.1』を立ち上げておけば人間の顔を自動的に追尾し、顔が画面の中央になるように上下左右にカメラの向きが自動調整されるというもの。カメラはサーボモーターで動作し、縦方向に60度、横方向に128度の回転が可能となっている。このシステムは、外してパソコン上からマニュアル操作を行なうこともできる。また、自動的に顔がズームアップする自動モードのほか、100%~300%(デジタルズーム)までの倍率をマニュアルで設定可能となっている。

フォーカスは固定(16cm~∞)、アンチフリッカー機能を搭載。マイクは台座部分に搭載されている。インターフェースはUSB1.1を採用する。ケーブル長は270cm。本体サイズは幅84×奥行き84×高さ111mm。カメラ位置を目の高さにできるスタンドが付属しており、台座に接続して使用すれば高さは320mmになる。対応OSはWindows 2000/Me/XP、Mac OS X 10.2以上。対応機種はPentium II-400MHz以上(500MHz以上を推奨)でメモリーは64MB以上を搭載、200MB以上のハードディスクの空き容量を持つPC/AT互換機および128MB以上のメモリーを搭載したPower Macintosh G3/G4/G4 Cube、Power Book/G3/G4、iBook、eMac、iMac。

インスタントメッセンジャーは、『Yahoo!メッセンジャー』、『Windows Messenger』、『MSM Messenger』などに対応する。価格はオープン。同社のオンライン販売サイト“ロジクールストア”では1万9800円で販売する。



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