アイコム(株)は10日、IEEE 802.11a/b/gとVoIPに対応した無線LANブロードバンドルーター『SR-5200VoIP』と『SR-5000VoIP』の2機種を11月末に発売すると発表した。価格はオープン。
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| 『SR-5200VoIP』(左)と『SR-5000VoIP』(右) |
『SR-5200VoIP』は、10/100BASE-TX×3ポート(Auto MDI/MDI-X対応)のスイッチングHub機能を搭載し、2系統(RJ-11)のIP電話に対応した無線LANブロードバンドルーター。無線LAN規格は“IEEE 802.11a/b/g”に対応(切り替え式。a/g同時通信タイプも発売予定)。IP電話のプロトコルはSIPをサポートし、音声コーデックはG.711とG.729Aに対応する。エコーキャンセラー機能も搭載する。IP電話端末から外線/内線の発着信が行なえるほか、電話番号によりIP電話と一般電話の回線を自動判別することも可能。アクセスポイント間の無線通信(最大6台)を利用した無線IP電話も行なえる。“050”番号のIP電話サービスは“FUSION IP-Phone”に対応し、IPセントレックスサービスにも対応する予定という。相手先電話番号は50件まで登録できる。
無線LANのセキュリティー機能は、128bitのOCB AES(Offset CodeBook - Advanced Encryption Standard)、152bit/128bit/64bitのWEP、MACアドレス(最大256台まで登録可能)に対応。ルーター機能は、PPPoEマルチセッション、Unnmbered IP、VPNパススルー(PPTP)、DHCPサーバー/クライアントほかをサポートする。各種設定はツール『簡単設定ソフト』、ウェブブラウザー、Telnetなどで行なえる。本体サイズは幅40×奥行き140×高さ150mm、重量は約500g。電源はAC100Vで、付属のACアダプター(DC12V)を利用する。対応OSはWindows XP/98 SE/Me/2000。『SR-5000VoIP』は、LANポートが10/100BASE-TX×4(Auto MDI/MDI-X対応)、IP電話が1系統に対応したモデル。
