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ペンタックス、メニューの拡大表示が可能な320万画素光学3倍ズーム搭載デジタルカメラ『オプティオ33LF』を発売

2003年11月10日 11時28分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ペンタックス(株)は10日、今年2月に発表(3月下旬に発売)された『ペンタックス オプティオ33L』の後継モデルとして、有効320万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ『ペンタックス オプティオ33LF』を今月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は3万円前後。

『ペンタックス オプティオ33LF』 液晶ディスプレーを開いたところ
『ペンタックス オプティオ33LF』液晶ディスプレーを開いたところ

オプティオ33LFは、“簡単に写真を“撮る”“見る”“遊ぶ”高画質デジタルカメラ”というコンセプトで開発された、入門者向けデジタルカメラ。新たに光学ファインダーを搭載し、液晶ディスプレーへのモニター表示なしに撮影が可能になったほか、液晶ディスプレーを側面方向に回転(さらに前方や下方へ270度回転)するように変更したのが特徴。撮像素子や画像処理エンジンを改良し、12bit A/D変換機能の搭載や暗部/明部の色つぶれの軽減により高画質化を図ったという。

本体前面 本体背面
本体前面本体背面。液晶ディスプレーは外に露出して閉じることも(写真)、反転して露出させずに閉じることもできる

また、高齢者や初心者にも使いやすいように、メニュー表示モードでズームレバーをテレ側に入れると画面が拡大表示される機能を追加している。全体をモノクロ画像にして特定の色(赤/青/緑)のみカラー表示する“デジタルフィルタ”機能など、撮影機能は33Lを継承する。

本体上部
本体上部

レンズは焦点距離が5.8~17.4mm(35mmフィルムカメラ換算時:38~114mm)、レンズの明るさを示すF値は2.6~5.0で、光学3倍ズームのほかデジタル2.7倍ズーム(光学ズームと併用して最大約8倍相当)での撮影が可能。撮影距離はノーマルが最短40cmまで、マクロでは10cm~50cm(いずれもズーム全域)となる。AFと露出は撮像素子によるTTL方式で、AFは5点AF/スポットAF、露出は分割/中央重点/スポットの切り替えが可能。シャッター速度は約1/2000~2秒。

記録媒体はSDメモリーカード(MMC対応)と内蔵フラッシュメモリー(約12MB)。記録画素数は最大2048×1536ドットで、記録形式はDCF準拠のJPEG方式(Exif 2.2/DPOF/PIM II対応)。ISO感度はISO 100/200/400相当。動画記録はMotionJPEG圧縮のAVI形式、毎秒16フレーム(音声なし)でメモリー容量いっぱいまでの連続記録が可能。背面の液晶ディスプレーは1.6インチ7万2000画素のTFD(Thin Film Diode)液晶パネルを採用。前面にはワイド側で約5m、テレ側で約2.7mまで有効なストロボを内蔵する。

本体左側面から見たところ
本体側面

電源は単3電池2本(アルカリ乾電池/ニッケル水素充電池)もしくはリチウム電池(単3/CR-V3)。バッテリーでの撮影枚数は、CR-V3使用時が約500枚、ニッケル水素充電池では約250枚、アルカリ乾電池では約50枚(いずれも同社調べ)。インターフェースはUSB(USBマスストレージクラス対応)とビデオ出力端子を備える。

本体サイズと重量は、幅108.5×奥行き41.5×高さ64.5mm/175g(電池、メモリーカード含まず)もしくは225g(単3アルカリ乾電池2本、SDメモリーカード込み)。



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