このページの本文へ

アイ・オー、パソコンのHDDにある映像や音楽データをTVで視聴するネットワークメディアプレーヤー『AVeL LinkPlayer』などを発売

2003年11月05日 23時18分更新

文● 編集部 佐久間康仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
『AVeL LinkPlayer』と『AVeL GRANDISK』の記者発表会
『AVeL LinkPlayer』と『AVeL GRANDISK』の記者発表会

(株)アイ・オー・データ機器は5日、東京・秋葉原の同社ショールーム内セミナー会場において記者説明会を開催し、家庭向けAV(オーディオ・ビジュアル)関連機器の新製品として、ネットワーク経由でパソコンのHDD内にある映像や音声データを再生してTVなどで視聴できるネットワークメディアプレーヤー『AVeL LinkPlayer(アヴェル リンクプレーヤー)』、2.5インチHDDを内蔵したデジタルオーディオプレーヤーでポータブルHDDとしてデータの持ち運びやSDメモリーカードスロット経由でのデータバックアップにも利用できるマルチメディア・ポータブルHDD『AVeL GRANDISK(アヴェル グランディスク)』の2製品を11月末に発売すると発表した。価格は、LinkPlayerが2万9800円、GRANDISKが5万4800円。



DivXやXviD、OggVorbisなど
マルチCODECに対応

AVeL LinkPlayer
AVeL LinkPlayer

LinkPlayer(型番:AVLP1/DVD)は、MPEG-1/MPEG-2に加えて米DivXNetworks社のMPEG-4圧縮アルゴリズム“DivX”や、オープンソースのMPEG-4圧縮アルゴリズム“XviD”のデジタル映像ファイル、およびWMA/MP3/WAVEなどのほかオープンソースの音声圧縮アルゴリズム“OggVorbis”のデジタル音声ファイルの再生に対応するマルチメディアプレーヤー。BMP/JPEG/GIF/PNG形式の静止画ファイルの表示・閲覧も可能で、DVD±R/RWの記録型DVDメディアの読み出しが可能なDVD-ROMドライブを持ち、DVD-VideoやDVD-ROM、音楽CD/VideoCD/CD-ROMの再生やフォルダー内のファイル読み出し(視聴)が行なえる。

AVeL LinkPlayerの前面左側 AVeL LinkPlayerの前面右側
AVeL LinkPlayerの前面左側には、DivXやWindows Mediaなど多数のロゴが印刷されているAVeL LinkPlayerの前面左側は操作パネルになっている。10キー付きリモコンも付属する

また、10/100BASE-TXのEthernetポートと、別売のIEEE 802.11b準拠無線LAN CFカード『WN-B11/CFL』を装着可能なPCカードスロット(TypeII×1)を本体背面に搭載。ネットワーク経由でパソコンのHDDにある映像/音声データの再生が可能。再生側のパソコンにはあらかじめ『AVeL LinkServer』をプレインストールして起動しておく必要がある。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP、Mac OS X 10.2。ネットワーク上にある複数台のパソコンから1台を選択してデータの再生を行なう“マルチサーバー機能”、1台のパソコンにあるデータを複数のLinkPlayerから再生する“マルチクライアント機能”にも対応する。

背面の各種コネクター
背面の各種コネクター。写真はDVI-I端子をミニD-Sub15ピン端子に変換して出力している

本体背面にはこのほか、液晶ディスプレーやCRTディスプレーにデジタル/アナログ接続するDVI-I端子、D4端子、S-VIDEOおよびコンポジットのビデオ出力端子、同軸と角型光のデジタルオーディオ出力端子などを備える。本体サイズは幅430×奥行き263×高さ60mm。

シフトキーの採用により
少ないボタンで操作可能

AVeL GRANDISK
AVeL GRANDISK。大人の手にも少し余る程度の大きさだが、実機を手にしてみると見た目以上に軽量だ(約264g)

AVeL GRANDISKは、ヘアライン処理されたマグネシウム合金の筺体を採用する、マルチメディア・ポータブルHDD。MP3/WMA/WAVE形式の音楽ファイルを再生可能で、40GBの2.5インチHDDを内蔵し、USB 2.0インターフェースとSDメモリーカードスロットを搭載。本体単体でSDメモリーカードからHDDへのコピー機能を持ち、デジタルカメラやデジタルカメラ付き携帯電話など、SDメモリーカードを記録メディアに使うデバイスのデータバックアップにも利用できる。

ロータリースイッチ
ロータリースイッチは親指の先で軽く回せる

本体前面には大きめのロータリースイッチ(ファイル選択を行なう)と、“メニュー”“プレイ”“リバース(前曲選択)”“フォワード(次曲選択)”の4つのボタンとシフトキーが用意されている。シフトを押してから操作すると、ロータリースイッチが“ボリューム切り替え”に、メニューは“Enter”、プレイは“バック”、リバースは“カーソル左移動”、フォワードは“カーソル右移動”に、それぞれ機能が変更される。また、日本語表示が可能なモノクロ液晶ディスプレーを持ち、楽曲名やアーティスト名、ファイル名のリスト表示などが可能。

バッテリーはリチウムイオンタイプで、連続動作時間は14時間(省電力設定時での同社調べ)。本体サイズと重量は、幅78.9×奥行き122.2×高さ26.5mm/約264g。本体には、Windows 98 SE/Me/2000/XP対応のファイル同期/管理ソフト『MediaSink Lite Edition』が付属する。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン