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“C3 800MHz”を搭載した完全ファンレス仕様の防塵ベアボーンPC「UCM-0822A」が展示中!

2003年10月31日 23時53分更新

文● HINOMOTO

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UCM-0822A 全体
防塵ベアボーンPC「UCM-0822A」両サイドが巨大なヒートシンクになっているなど、完全ファンレスPC「Hush Mini-ITX」を小さくしたような構造だ

 テクノベインズ株式会社の“C3 800MHz”を搭載した防塵ベアボーンPC「UCM-0822A」のサンプル版がアークで展示されている。ケースの両サイドが巨大なヒートシンクになっているというユニークな構造や、完全ファンレス仕様となっているところなど、以前に発売されたHush Technologiesの完全ファンレスPC「Hush Mini-ITX」をさらに小さくしたような製品だ。



ヒートシンク サイドパネルと本体の間
両サイドに設けられたヒートシンクにより内部の熱を放射するサイドパネルと本体の間には専用シートのようなものを貼り防塵効果を上げている
PCIスロット HDD
PCIスロットは装備するが、実質使用はできない2.5インチHDDはマザーボード裏面に搭載する仕組みだ
60WAC電源 リアパネルのインターフェイス
電源には内蔵された60WAC電源を使用するので、アダプタが邪魔になることはないS-Video/コンポジット出力端子も搭載しているが、同社サイトによれば未サポートとのこと

 同社のウェブサイトによると、筐体はフロントパネル以外はアルミ製で、JIS(日本工業規格)が定める防塵性規格“JIS C0920 IP 5X”クラスの防塵能力があるとのことで、工場や倉庫など厳しい環境下での使用も想定しているという。そのため、光学ドライブやFDDなどは搭載していない。ソフトウェアのインストールなどは、必要に応じてUSB経由でドライブを接続して行うことになる。
 ファンは一切搭載しておらず、完全なファンレス仕様で、ケーズ両サイドに設けられたヒートシンクにより内部の熱を放射する構造。マザーボードには独自に加工した「EPIA-V」シリーズを採用しており、256M PC133 DIMMと容量20GBの2.5インチHDDを標準で搭載している(実際の製品版に搭載されるかは不明)。リアパネルのインターフェイスは、シリアル×1/パラレル×1/USB1.1×2/Ethernet×1の他、各種オーディオミニジャック端子、PS2キーボード/マウスという構成だ。なお、写真を見ても分かるように、S-Video/コンポジット出力端子も搭載しているが、同社サイトによれば未サポートとのことだ。電源には内蔵された60WAC電源を使用するので、アダプタが邪魔になることはない。代理店である株式会社アイティーシーによると「具体的な発売時期は不明だが、価格は12万円以上になる」ということ。興味のあるユーザーは、一度寄ってみるとよいだろう。



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