Athlon 64対応ベアボーン「SN85G4」 |
キューブ型PCベアボーンの大手Shuttleから、Athlon 64対応ベアボーン「SN85G4」が発売された。製品は「Athon 64-3200+」のバルク版とのセット販売という形式だ。Athlon 64に対応したベアボーンとしては、BIOSTARから「iDEQ 200P」がすでに発売されており、それに続くもの。
内部 | 最近の流行にのっとりAGPスロットも装備 | |
採用するマザーボードにはチップセットに“nFoecr3 150”を搭載した同社製「FN85」を使用 | ベイ数は5インチ×1、3.5インチシャドウベイ×2という構成だが、リーダライタがあるため実質シャドウは1と考えたほうがよいだろう |
外観は今までの同社のキューブ型ベアボーンとは一風異なるデザインで、鏡面加工が施されたフロントデザインが特徴的。フロント部分にはメモリースティック/MMC/SDメモリーカード/スマートメディア/コンパクトフラッシュに対応したカードリーダ/ライタを標準で装備しているのもユニークなところだろう。
採用するマザーボードにはチップセットに“nFoecr3 150”を搭載した同社製「FN85」を使用。拡張スロットはAGP×1、PCI×1、DIMM×2で、ベイ数は5インチ×1、3.5インチシャドウベイ×2という構成となっている。その他、オンボードインターフェイスにはどちらもRealtek製のIEEE1394と10/100Baseイーサネット機能、さらに6チャンネル対応サウンドとSilicon image“Sil3512A”によるSerial ATA RAIDも2ポート装備している。チップセットに“nFoecr3 150”を採用しているため、キューブ型PCベアボーンとしてはめずらしくオンボードのVGA機能がないので、別途購入する必要がある点は覚えておいたほうがよいだろう。
製品は「Athon 64-3200+」のバルク版とのセット販売という形式だ | 電源に装備される冷却ファンは静音性に配慮したのか、内部に向くように取りつけられている |
さらにこの製品は、ほかにもいくつかの特徴が挙げられる。搭載する電源に240Wのものを採用している点で、おそらくキューブ型PCベアボーンとしては、初めての240W電源標準装備の製品だ。さらに、排気用のファンはヒートパイプを使用したCPUのファンのみで、電源に装備される冷却ファンは内部に向くように取りつけられている。おそらく静音性に配慮したもので、騒音を気にするユーザーにはうれしい作りだ。
価格はアークで8万7800円、OVERTOPで8万9991円とCPUバンドル版だけに高価な印象だが「Athon 64-3200+」のバルク版の実売価格は現在約4万7000円程度。よってキューブベアボーン単体の価格は約4万円程度の計算となる。なお、代理店であるエム・シー・ジェイによると「SN85G4」単体の発売は来週を予定しているとのことで、こちらは約4万2000円くらいになるという。
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