記者会見には香月秀之監督ほか、出演しているとよた真帆さん、松嶋尚美(オセロ)さん、原作者である室井佑月さん、丸山あかねさんが登場 |
この日は夕方から、映画『プチ美人の悲劇』の香月秀之監督ほか、主演のとよた真帆さん、松嶋尚美(オセロ)さん、原作者である室井佑月さん、丸山あかねさんが記者会見に登場した。『プチ美人の悲劇』は、新人漫画家・毬口友美(渡瀬美遊)が「働く自立した女性たち」をテーマに原稿を書くために、20代で独立した赤井佑子(松嶋尚美)と丸山ひとみ(とよた真帆)を取材、2人の忘れられない男の話を聞いた友美が、今の彼氏の相談をする。その彼氏が実は2人の忘れられない男だった…という話の展開。
香月監督は今回の映画制作にあたって「インターネットはイヤになったらすぐに視聴をやめることができるので、テンポを大切にした」とコメント。主役であるとよた真帆さんと松嶋尚美さんは「あとで映像や色を変えたりするのでリアルに考えないで、って監督が話していたんですけど、案の定、あとで観てみたら、えーっ!って感じでバックも変わっていて、ある意味新鮮でした」(とよた真帆)、「ネタも覚えられないのに(笑)、台本見たときにこんなに覚えられへんって思ったんですけど…入りやすい空気を作って頂いて、とても楽しかったです」と振り返った。一方、原作者の2人は「いつも普段話し合っているのはとんどもないことばかりなんで、それを松嶋さんととよたさんにやっていただいているのは、なんか申し訳けないです(笑)」「プチ美人っていうのは観てくれる人みんなが主役なんです。勢いがあって元気だけど悩みもいろいろある、そのへんをくみとっていただければなと思います」と話した。
「ちょい愛嬌があって、ちょいブスがプチ美人ではないかと思っている」と松嶋さん。松嶋さん自身はプチ美人だと思いますか?との質問には、小さな声で「思ってます」と笑った。とよたさんの考えるプチ美人は「多分完璧にはなれない女の子。“女の人”ではなく、成長過程にある“女の子”だと思う」 |
原作者の室井佑月さんと丸山あかねさん。「プチ美人の悲劇は観てくれる人みんなが主役なんです」 |
映画の中では男性関係の話がでてくるが、実際はどんな男性が理想なのか?との報道陣の質問に松嶋さんは「理想ですよ」と前置きしながら「私の収入を当てにせんでも今の生活を維持できる、イコールいっぱいお金をもってる人」と回答し、「ちょっと最低でしょ、ごめんなさい」と笑った。一方のとよたさんは「私の理想のタイプはオタク。なんでも一つの才能がある人」と答えた。ちなみに松嶋さんは、相方にはまだ出来上がった映画を見せていないとのこと。「でも、まさかこんなおしゃれに仕上がっているなんて思ってないと思うんですよ。多分びっくりすると思います」と話した。
舞台挨拶には渡瀬美佑さん(左)も登場した |
夜には試写会も行なわれた。舞台挨拶には渡瀬美佑さんも登場した。渡瀬さんは「特に役作りはしなかった。現場の雰囲気にのまれる自分をまわりが作ってくれた」とロケを振り返るとともに、今回の作品について「女の幸せって何だろう?って思った」と感想を語った。