Abitのキューブ型ベアボーン「DigiDice」 |
Abitから、同社初のキューブ型ベアボーン「DigiDice」が発売された。キューブ型とはいえサイズは307(W)×215(H)×255(D)mmとかなり大型。ただしその分、5インチサイズのドライブが2基搭載できるなど、豊富な拡張性が特徴となっている。
豊富な拡張性と機能が満載だ |
シルバーで統一された外観は、大きなダイヤルや足元にインシュレータを取り付けるなどAVコンポを彷彿とさせるデザインで、フロント左には青い液晶ディスプレイを装備している。ダイヤル上には4つのホットキーも用意されており、好きなアプリケーションを割り当てることが可能だ。
液晶ディスプレイには、CPUやファンスピード、温度などを表示するハードウェアモニタリング機能があるほか、フロントのダイヤルを回すことで可能なオーバークロック時のレベル表示も行う。ほかにも冷却システムには、同社十八番の“OTESクーリングシステム”を採用するなど、オリジナリティに溢れた製品に仕上がっている。
キューブ型ベアボーンとしてはかなり大型だ | 人気を呼びそうな製品だが、OVERTOPの在庫は1つのみで本格的な流通はもう少し先になりそうだ |
採用するマザーボードは同社製の“i865G(ICH5)”搭載「IS-50」という製品で、拡張スロットはAGP/PCI共に1本、DDR DIMMスロットが2本という構成だ。オンボードインターフェイスには、IEEE1394や10/100Baseイーサネット、6チャンネル対応サウンド機能を、さらに“ICH5”によるSerial ATAを2ポート装備している。拡張性という点では、AGPスロットやPCIスロットもあるため、高性能のビデオカードやチューナキャプチャカードも増設できるのはうれしいところだ。
搭載可能なベイ数は、初めにも触れたように5インチサイズのドライブが2基搭載できるほか、3.5インチシャドウベイが2となる。3.5インチのオープンベイは装備しないが、フロントには6in1のカードリーダライタを標準で装備するので、それほど気にはならないだろう。また、最近のキューブ型ベアボーン製品では標準となりつつあるキャリーバッグも付属している。
販売しているのはOVERTOPで、価格は3万8500円。なかなか人気を呼びそうな製品だが、在庫は1つのみで本格的な流通はもう少し先になりそうだ。
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