(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモと米ネットワークアソシエイツ社(Network Associates, Inc.)は17日、携帯電話機向けアンチウイルスエンジンを共同開発したと発表した。これは、ネットワークアソシエイツの“McAfee(マカフィー)”シリーズのウイルス対策技術をベースに、アンチウイルスエンジンの小型化、携帯電話機へのパターンデータ配信制御に関する要素技術を共同開発したもの。
今後、移動通信サービスにおいても標準化や仕様の公開などによりアーキテクチャーが統一されると予想しており、モバイル環境も悪意のある攻撃の対象となる可能性があることから、携帯電話機側でも相互補完的に対応を進めるという。
両社は今後、2004年内をめどに要素技術を携帯電話機へ導入する予定で、国際標準機関などへの提案も検討するとしている。